眩然

一年の長い雨の季節を待つこともなく

それは突然に あなたはいなくなった

気丈に振る舞えるのは
たぶん心に 蓋をしたせい

それは 無意識に 
そして 壊れそうな自分を守るため

寂しいとか 悲しいとか
言葉にならない この気持ちは
あんなにも 優しかった
あなたに何もできなかったこと

もう全ての この世界が 
終わりを告げても 今は受け入れる

あなたがいない この世界で
明日も生きて行くのなら


時の流れを気に掛けることもせずに

日常を こなす日々の中

通勤の電車の中で
涙が溢れて 止まらなかった

それは 無意識に 
そして 壊れそうな自分を守るため

寂しいとか 悲しいとか
言葉にならない この気持ちは
あんなにも 優しかった
あなたに何もできなかったこと

もう全ての この世界が 
終わりを告げても 今は受け入れる

あなたがいない この世界で
明日も生きて行くのなら


それでも 陽射しは 眩しいほどに
生きろと呼びかける

閉じ込めた思いが溢れ出して
あなたにいつか届けと願うだけ

閉じ込めた思いが溢れ出して
あなたにいつか届けと願うだけ



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