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5/16 温泉と初夏スイカバー

「広い湯船に浸かりたい。」という姉の一言で、徒歩20分の場所にある温泉に出かけることになった。小雨がふっていて、緑と濡れた土の匂いがした。

2時間ほど湯船につかった。姉とのぼせながら、恋愛や仕事や家族の話をした。どんな話をしたかはあまり憶えていないが、姉妹だから思考回路が似ていて、どんな話をしても理解が早くて楽だ。

帰り道は雨がやんでいた、お風呂から上がると、嗅覚が敏感になるように感じるのは私だけだろうか。雨上がり特有の暖かい空気のなか、アスファルトや葉が濡れた匂いが際立っていた。
濡れたものって、髪も犬も花も本も、なんでも匂いが濃くなる。ツツジの匂いや、何の花かわからない甘い香り、はちみつのような匂いがする帰り道を、傘をもてあそびながら歩いた。


姉の希望でコンビニに寄った。
私はスイカバーBIGを購入した。気温が暖かくなってくるこの時期、春から初夏への移行期間に、冬の間止まっていたスイカバーの流通が再開する。

私はいつもこの時期になると、今年の夏への期待に胸をふくらませながら、スイカバーで夏を先取りする。初夏の夜風にあたりながらスイカバーBIGを食べると、残り1/3ほどで体が冷えてしまう。
夏先取り用のスイカバー(並)があればいいのに。多くのお菓子やアイスが年々小さくなっていくなか、スイカバーは毎年大きくなっているように感じる。

自分の年齢が上がるにつれて、アイスを一息で食べれなくなっているだけなのか、はたまた本当に毎年少しずつサイズアップしているのか。
答えはロッテのみぞ知る。

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