見出し画像

Google広告が1日の予算をオーバーした話

正直ビビった(感想)
しかも、Googleが
「この日はコンバージョンにつながりそうだ!いけるぜ!」
と張り切って配信してくれたものの、コンバージョンはゼロだった。
おいおい。笑

Googleの言い分

Google では、検索トラフィックが多い場合や、広告の投資収益率が高くなると予測される場合など、クリックやコンバージョンを獲得しやすい日にチャンスを逃さないよう予算の消費が最適化されます。このため、日によって費用が 1 日の平均予算より高くなる場合と低くなる場合があります

Google広告 ヘルプ

それって結局上限を上回ったときって請求されるの?されないの…?
もう少し詳しく文章を紐解いてみました。

予算と上限という魔法の言葉

通常、1 日の平均予算が設定されているキャンペーンで以下を超える額をお支払いいただくことはありません。
・特定の日における 1 日の費用の上限(ほとんどのキャンペーンでは 1 日の平均予算の 2 倍)。
・特定の月における 1 か月の費用の上限(ほとんどのキャンペーンでは 1 日の平均予算の 30.4 倍)。

ここで言葉の綾のようなものを感じました。
「これは…”予算”と”上限”で意味合いが違ってくるな?」と。

1 日の費用の上限

1 日の費用の上限とは、キャンペーンに対して 1 日に請求される最大額です。

という事は、

1 日の費用の上限 = 1 日の平均予算の 2 倍

であり、

1 日の費用の上限 ≠ 1 日の平均予算

という事ですね!?
そして我々が画面上で設定している「予算」は「1日の上限」ではなく「平均予算」でしかないという事になります。
「予算」と言われたら「使えるお財布の上限」という意味でとらえてしまいましたが、Google広告内では少し意味合いが違うみたいです。

つまり、
・予算(=平均予算):1,000 円
と設定している場合、
・1日の費用上限:2,000 円
となり、Googleは「2,000 円まで使って大丈夫!」という解釈になるため、
1日あたりの費用が1,500円になる…ということが発生するわけですね。

1 か月の費用の上限

1 か月の費用の上限とは、キャンペーンに対して 1 か月にお支払いいただく最大額です。

1 か月の費用の上限 = 1 日の平均予算の 30.4 倍

つまり、
・予算(=平均予算):1,000 円
と設定している場合、
・1か月の費用上限:30,400円
という事になります。

支払い不要になるパターン

今までの情報を紐解くと

  1. 特定の日における 1 日の費用の上限

  2. 特定の月における 1 か月の費用の上限

が支払い不要のパターンになるため、

・予算(=平均予算):1,000 円

として計算をすると

  1. 1日の費用が1,500円だった時 ⇒ 対象 ※1

  2. 1日の費用が3,000円だった時 ⇒ 対象外

  3. 1か月の費用が40,000円だった時 ⇒ 差額の9,600円は支払わなくて

という事になりますね。
※1 あくまで1日単位で考えると「対象」

結局私の場合は1か月の費用上限を超えなかったので、予算を超過した日の金額は支払いすることになりました。
コンバージョンが付いていなかったところだけが悔しい…。

2023.3.29 MMM

参考サイト

1 日の費用が 1 日の平均予算を超える場合がある理由

費用の上限について

1 日の平均予算について


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?