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ついにその日がやってきた!

夫の屁、聞いちゃったぞ!

念願のその日は突然やってきた。

外出自粛に慣れ、いつものように、家でゴロゴロしながら過ごしていた週末。

ベッドの上で二度寝するかどうか
悩みながら携帯を触っているその時…!

隣で寝ている夫のから豪快な爆発音が聞こえた。

そう、屁である。

私が聞きたいと願っていた
豪快な屁の音と共に微睡んでいる夫から放たれたのだ。

これまで聞いていた可愛い音ではなく
それはそれは男性の屁らしい
ブッ!!! という豪快な一発。
いわいる寝っ屁である。

あまりの爆音に
微睡んでいた夫もはっきりと目を覚ましたが
何があって起きたのか理解してないようだった。

隣で私が笑っているもんだから
余計に何が起きたかわからないらしい。

そんな夫の姿がとても可愛く
愛くるしいという感情が芽生えた。

私は屁から生まれる愛もあるのだと知った。

テレワークが我が家にもたらしたもの

コロナの感染拡大の影響で導入されたテレワークと共に我が家で始まった屁戦争。

屁の状況を報告する自己申告を続けているうちに、私には恥じらいというものがなくなってしまったらしい。

豪快な一発をお見舞いすることはないが、すかしっぺを逐一報告するようになった。
無臭の時も強烈な時も、ちゃんと報告。

最初は「いちいち報告しなくてもいいんだよ」と苦笑いを浮かべていた夫も、私の屁の報告に笑顔を浮かべてくれるようになった。

屁で笑ってくれるようになったのだ。
これは私の勝ちだ。
優勝だ。

相変わらず旦那の屁はトイレからしか聞こえてこないが、屁の話題で笑顔になれる家族の形は構築されたと思う。

そしてなにより、私が豪快な一発を目の前でかましたとしても絶対に夫は笑ってくれるという自信が持てた。

これで、いつか出すかもしれない豪快な一発に対する恐怖心はなくなった。

ありがとう、夫よ。
こんな下品な話題を考える私と家族になってくれてありがとう。

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