日記をつける。善き物語を取りもどす。眠れないのは空腹のせい。

メルカリで『女のいない男たち』と『みみずくは黄昏に飛びたつ』のセット売りを見つけ、購入して読んでいる。久しぶりの村上春樹作品の購入だ。先の一冊は読了。(映画も観た)みみずく〜の方はまだ途中だが、その中で出てきた「眠り」の内容が気になって一時中断してそちらを読みはじめた。さっき読み終わり感想を残しておこうと、このタイミングだと思ってnoteをはじめる。

「眠り」の感想。専業主婦になって失われたものの話とでも言うのだろうか。失ってたことに気づいてしまって、その怒りのような感情を静かに静かに語っていた主人公。30歳女性子どもひとり。
結婚と出産によって失われたものを取り戻すかのように眠らなくなる。
このタイプの怒りはわたしもよくわかる。ただ結婚と出産によって得たものもある。だから失う事はその代償なんだろうか。交換?そう思うのが正しいってことかな。
だから眠らなくなった主人公の車はひっくり返されようとしてるのかな。

まぁ、でもそんなにすんなりと納得して良い子になれないのが人間だよね。複雑だよ。感情というのは。そんなに上手くファイリングされるもんじゃないんだなぁ。

てのを肯定してもらったような。
善き物語ってこういうことか。なるほどなぁ。

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