日々の幸せを噛みしめながら生きる～『Jungle christmas』感想まとめ～

2019/11/17、『Jungle christmas』(ジャングル・クリスマス)という舞台を観に行きました。

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以前に観劇した、舞台『メモリーオペレーション』で出演されていた新里 凌(しんざと りょう)さんからお誘いいただき、ご縁を感じて今回も観劇した次第です。

新里 凌 (@ryo_shinzato) | Twitter

公演は1日2ステージ、ダブルキャストでの2チームのキャストが、それぞれ交互に演じるという形式です(一部固定メンバーになってるキャストもいらっしゃいました)。
僕は11/17(日)12：00公演を観させていただきました。

『Jungle christmas』を見た感想や、個人的に良いと思った見どころをまとめていきたいと思います。
※本日が千秋楽だったので、ネタバレ多めです。

あらすじ

幻の蝶、クリスマスバタフライを追いかけてアマゾンへやってきた研究員、ミキと翼と清水。
乗っていたヘリが墜落し、そこで見つけた初めて見る世界とは・・・？
ライバル研究員も、原住民も、密猟犯も、蝶を見つける為・・・いや、生き抜くために？アマゾンを大暴れ！
そしてミキ達は 日本へ帰れるのか！？
スタ岐路のクリスマスは普通じゃない！！普通じゃないけどこんなクリスマスどうですか！？
クリスマスだけど全然クリスマスじゃないお話。

クリスマスにちなんだ要素(クリスマスの日に、クリスマスカラーの蝶を探しす)が入ってるけど、場所はアマゾン！やってることは蝶探し！と、全然クリスマス感はないですね笑

ジャンルはコメディとのことですが、ところどころサスペンスだったり、ホラーだったり、コメディとはまた違ったノリで楽しめる作品でした。
ラストはちょっぴり感動です(^^♪

　見どころ①：演出(音響、照明)

劇場は高田馬場ラビネストという場所でした。
舞台を割と広めに作られ、客席は舞台上との距離が近い設営となっておりました。
僕は前から2列目(部隊との距離近め)で観劇できたおかげで、大きな音が出る演出(雷鳴がとどろく演出など)では、とても迫力を感じました。

また、遮光対策が万全で、暗転すると周囲1mも見えない空間でした。照明がつくと「突然目の前にキャストがいる」みたいな状態で、これもまた音響と相性抜群でした。
「調査チームが蝶を探しに、洞窟を探索する」シーンでは途中で雷鳴がなる演出があるのですが、思わず体がすくんでしまいました笑

見どころ②：村長

作品の舞台となるアマゾン、原住民の村長はギャグとしてとても良いキャラクターでした！
物語の序盤から貫禄のある立ち振る舞いで楽しませてくれました。

中でも原住民現地の言葉は、実際には存在しない言語とのことでした。
あいさつ等の定型文以外はすべてアドリブらしく、演じていた宮崎ちはるさんの魂から出た言葉をそのまま使っているとのこと。

また、「村長がスープ春雨を食べる」シーンでは、劇中で実際に春雨を食しているのですが、「本当の原住民が現代人の食事をしたらこんな感じのリアクションなんだろうな」と思うくらい納得感のあると演技を見せていただきました。
※劇中では、「調査チームが原住民との友好関係を築くために贈り物をした」といった設定なんだと思います。

見どころ③：片桐

ミキたちの調査チームより先にフィールド調査を行っていた片桐。彼女はとても仕事熱心。リーダシップに富み、基本的には自分にも周りにも厳しく接しますが、一緒に研究をしている部下をフォローしたり、ミキたちが困っていたら手を差し伸べてくれたりと、優しさも兼ね備えている頼れるリーダーでした。

片桐は主役ではないキャラクターですが、物語の進行にとても影響しており、物語を縁の下で力強く支えてくれていました。

個人的には、「実際にこんな上司だったらついていきたいな」と思わせてくれるようなカッコよさを感じました。

見どころ④：ダンス

ジャングルをイメージした独特なリズムの音楽に合わせて踊るダンスは、観ているだけでどんどん物語に引き込まれる魅力が備わっていました。アマゾンという設定を生かし、部族っぽい振り付けでしたが、音楽と合わせると動きのダサさを感じさせず、キャスト全員で踊るダンスは、圧巻でした。

総括

前述した見どころ以外にも、まだまだ取り上げたい部分は多くあります。
そのくらいに時々の演出が巧妙で、各キャラクターの個性が際立っていました。
何より、キャストの「演じていて楽しい！」という感情が、お芝居を観ているだけで伝わってくるようでした。

観ている側を物語に引き込み、演じてる側の楽しさを共有できる。『Jungle christmas』にはそんな魅力が詰まっていたと思います。

追伸

今回は2つのグループがあり、僕は片方しか観れていないため、もう1つのグループのキャストがどのように演じるのか、とても気になりました。
ダブルキャストは、やっぱり両方観てこそですね(^^;)