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越前竹田村だより DAY7

今日、月曜日は燃やせるゴミの日でゴミ捨てに行くと第一村人に会う。竹田に来て、初めて地元の人と話す。Hさんというその人は「この間そこの豆腐屋さんに行ったら、道を熊が歩いていた。」とか、「裏庭の竹林に黒いゴミ袋が落ちてると拾いに行こうとしたら、むっくり動いて熊だったから、おなかがすいてるかなと食パンを投げてやった。」とか、「春にワラビ取りに行ったら、狩りをする人に会い、30分ほどしゃべったら、自分に狐がついて、意識がないままに山中(山中温泉の山中)まで歩いていた。そこではじめて『ん?山中?』と気づき、帰ろうとするけれど、知らない道で通りかかる車に方角を聞いて、また知らない道を通って、帰ると今度は反対山に下りてしまって、そこは知ってるところだったので、ようやく竹田の入り口近くの牛4頭を飼っているところの牛に会い、牛に挨拶をして帰ってきた。帰ってとにかくお風呂に入ろうとお風呂に入るとスーッと狐が体から抜けていった。お風呂の熱さに耐えられなかったんやろ。」と言う。山の村人の話、凄過ぎっ💦

今日は朝から叔母に進捗状況を見に来てもらう。掃除や片づけのこと、そこそこ評価してもらい、今回の役目は果たせたように思えた。どこまでそう思っているかはわからないけれど、売却するしかないという結論に達しているように話していた。

売却するとなると、どういう手順になるのだろう?と考えてみた。
・貴重な骨とう品を持ち出すこと。
・不用品を処分すること。
・家の補修をすること。
・古民家の売却に強い不動産屋を探すこと。
・家の掃除をすること。
・家の周りの掃除をすること。
骨とう品に関しては妹が今、そんな美術商関係の仕事をしているので、連絡してみる。結果は金沢での売買はお茶道具が多いこと、組合員でなければ売買できないこと、ほとんどお金にはならないということを教えてもらう。なぁるほど。世の中甘くはないな💦

さて、私もそろそろ栃木へ帰ることを算段しなくてはならない。そんなところへ下野市の市民活動センターから連絡が入り、意識は下野市に引き戻される。また、先日から連絡を取り合っていた今回会いたいなと思っていた石川県の友人二人は、一人はちょうどフィンランドに行くので会えないけれど、輪島の友人は時間を作ってくれて会えることになる。被災後の輪島に行くのは少し勇気がいるけれど、彼女の今を見て、その上で寄り添いたいと思う。会える日は24日(水)の午後ということなので、24日の朝に竹田を出発するつもりで、24日のホテルの予約をして、今日、明日にするべきことを整理する。

今晩は叔母が懇意にしているスナックの50周年記念のパーティの前夜祭に叔母のお供をする。

私の古民家生活はあと少し…

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