ヤクルト・山田哲人、通算1500安打達成


東京ヤクルトスワローズの山田哲人がNPB史上136人目の通算1500安打というマイルストーンに到達した。

5月28日、神宮球場での対千葉ロッテマリーンズ戦、山田哲人は「6番・セカンド」で先発出場した。

ヤクルトが1-1で迎えた2回、無死二塁で、山田は右打席に入り、ロッテ先発・小島和哉と対戦、カウント1-1から3球目を叩き、打球はセンターオーバーの二塁打となった。

この日の神宮球場は雨が強く降ったり止んだりで、試合成立が危ぶまれたが、5回裏、ヤクルトの攻撃が終了した途端、再び雨が強く降り始め試合が中断となった。

結局、試合は成立し、5回裏終了時点で降雨コールドゲームとなり、ロッテが5-5で勝利した(ロッテは18年ぶりの9連勝)。

同時に山田哲人のNPB通算1500安打の記録も成立しれた。
2012年4月5日、神宮球場での対阪神タイガース2回戦、8回裏に代打で出場し、阪神の投手・榎田大樹からレフト前ヒットとなるプロ初安打を放ってから、通算1452試合目で達成した。

東京ヤクルトスワローズの生え抜き選手が、NPB通算1500安打に到達するのは史上6人目で、31歳10か月での到達は、チームでは若松勉の35歳0か月を大きく上回り史上最年少となった。

*青木宣親は2003年オフにヤクルトに入団後、2004年から2011年までに通算1284安打を放ち(当時29歳9か月)、2012年からMLBに移籍、通算774安打を放ち、2018年からヤクルトに復帰してから、通算654安打を放っており、日米通算2712安打を記録しているが、ヤクルト在籍時に打った通算安打のみをカウントしている。

ヤクルトスワローズの生え抜き選手で、通算2000安打に到達したのはそのうち3人。


通算1500安打に到達してから通算2000安打に到達するまで、若松勉は428試合、古田敦也は458試合、宮本慎也は481試合を要している。

*青木宣親はヤクルトでNPB通算1929安打、MLBで通算774安打、日米通算2712安打(5月28日現在)を放っているが、除外。

山田哲人が通算2000安打を達成するとなると、早ければあと450-500試合程度で到達することができるだろう。

あと3、4年ということは、2027年か2028年には達成できる可能性が高い。

山田哲人は2020年オフに7年総額約40億円という大型長期契約を締結しているため、早ければ契約期間内での達成も可能だ。

しかし、近年、山田哲人は故障がちで、昨季2023年も105試合出場で入団3年目以来、久々に規定打席に達せず、87安打、14本塁打、打率.231と、やや物足りない成績であった。

山田哲人は今季2024年、7年契約の4年目となるシーズンを迎えたが、開幕戦でいきなり故障で途中欠場し、4月20日に復帰したものの、5月中旬には14打席連続ノーヒットと不振にあえいでおり、ここまで22試合に出場、打率.197、1本塁打、5打点と苦しんでいる。

ヤクルトは目下、47試合を消化し、攻撃陣はセ・リーグトップの34本塁打を放ち、164得点を挙げているが、投手陣のチーム防御率がリーグ5位の3.32で、チームは首位・広島から7.5ゲーム差の最下位に沈んでおり(5月28日現在)、攻撃のキーマンの一人である塩見泰隆もケガで長期離脱の中、チームの浮上には山田のバットでの活躍は欠かせない。



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