見出し画像

NPB/借金14以上から勝率5割に復帰したチーム

埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督が「休養」することが発表された。

代わって指揮を執るのは、ライオンズGMを務める渡辺久信氏である。

渡辺久信GMは記者団からの質問に答えた。

―チームをどのように浮上させていくか

「これはまた首脳陣、コーチ陣とこれからまたいろいろ話をして、ただまだ98試合ということで、全然巻き返せる試合数は残っております。現に過去にも8月時点で借金15、最下位という年もありました。その中でも何とかAクラスまでいけた、そういう過去もありますし、これはそこまでいくには並大抵な思いではいけないと思います。非常に本当タフで厳しい戦いがこれから始まるとは思うんですけど、やっぱり我々プロ野球の中に身を置いていますから、ファンが応援してくれる限り全力で戦う。それは当然だと思います。このあと6月に入りますけど、本当のヤマは9月に来ると思いますので、そこまでに何とか借金を返していきたいと思います」

 ―優勝よりもまずはAクラス入りを目標にしていくか
「優勝を第1目標にしていくのは当然なんですけど、現実的にはまずはAクラスということを考えています」


NPBの歴史で、レギュラーシーズンで借金14以上を抱えた状態から巻き返し、勝率5割に到達したチームは9チームあるが、埼玉西武ライオンズもそのチームの一つである。


2011年、渡辺久信監督率いる埼玉西武ライオンズは8月31日の時点で、42勝57敗、借金15を抱えていたが、そこから巻き返し、9月27日には勝率5割に復帰した。
最終的にリーグ3位に食い込み、クライマックスシリーズに進出し、ファーストステージを突破したが、ファイナルステージで敗退した。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?