万波中正、初回・先頭打者ホームランとサヨナラホームラン

北海道日本ハムファイターズの万波中正が北の大地で「ひとり舞台」を演じた。

9月16日、エスコンフィールド北海道で行われた対福岡ソフトバンクホークス戦、万波中正は「1番・センター」で起用されると、ソフトバンク先発・石川柊太がカウント2-2から投じた8球目のカーブを叩いて、ライトフェンスを越える今季21号ソロホームラン。
万波が自身プロ入り初となるの先頭打者本塁打で、日本ハムが先制した。

試合は5回にソフトバンクが1点を返して同点に追いついたが、その後は両チームとも投手陣が踏ん張り、膠着状態に。
1-1の同点のまま9回裏、日本ハムの攻撃を迎えると、ソフトバンクは4番手にロベルト・オスナがマウンドへ。1死後、9番の五十幡亮汰がサード線にセーフティバントを決めた。
右打席には1番の万波。

万波はオスナが投じた初球、内角寄りの153キロのストレートをスイングすると、今度はレフトスタンド上段に飛び込む大アーチ。
万波の今季22号となるサヨナラ2ランホームランで日本ハムが劇的な勝利を挙げた。

万波のように、同じ試合で「初回先頭打者ホームラン」と「サヨナラホームラン」を打ったのはNPBでは2人目。
1993年10月13日、ナゴヤ球場での中日ドラゴンズ対ヤクルトスワローズ戦で、中日のアロンゾ・パウエルが1回裏、ヤクルト先発の伊東昭光からシーズン23号となる先頭打者ホームランを放った後、4-4の同点で迎えた9回裏、2死一塁から、ヤクルト4番手の山田勉から24号サヨナラホームランを放っており、中日が6-4で勝利している。


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