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千島・森下学説論争「細胞分裂説vs細胞新生説」

【細胞分裂は常識】

 細胞が赤血球から自然発生するのではなく、遺伝情報を持つ幹細胞から分裂して増えているのは常識である。人の身体のはじまりは、卵子と精子が合体した受精卵である。そこからどんどん細胞分裂を繰り返して、身体が形作られていくのだ。もし細胞が分裂しないとしたら、生物の教科書に必ず載っている「細胞分裂している胚」の写真はいったいなんなのだろうか。(ナカイサヤカ) ASIOS〈謎解き超科学〉より

【赤血球が腫瘍細胞になど変化するわけがない】

 造血だけではなく、がんについても千島学説は現代医学と著しく矛盾している。細胞分裂を否定しているということは、がんに関する定説をほとんどすべて否定していることになる。がんとは、自律的に無制御に増殖し、周囲の組織を破壊したり、遠くの臓器に転移したりする細胞集団のことを指す。がんの診断は、基本的には組織を顕微鏡下に置き、異常な分裂像を観察することでおこなわれる。腫瘍細胞を分裂して増やすこともできる。

 千島学説では、これらの事実を無視し、がんは腫瘍細胞が分裂・増殖したものではなく、汚れた赤血球からできると考える。汚れた赤血球は悪い食べ物に由来しているため、千島学説に基づいたがんの治療法は、断食を含めた食事療法ということになる。

 ごく基本的に生物学の知識を持っている人ならば、細胞核を持たないヒトの赤血球が腫瘍細胞になど変化するわけがないことを理解できる。赤血球ががんに変化するならば、DNAやDNAが含まれる細胞核が、自然に発生したとでも考えなければなるまい。まさしく千島学説の支持者は、細胞核どころか細胞そのものすら自然発生すると考えているのだ。 NATROM〈ニセ医学に騙されないために〉より

✔️【真相〈森下敬一の主張を読めば、細胞分裂説が間違いであることはバカでも理解できる〉】

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 森下敬一〈ガンは食事で治す〉から引用します。

 少し長くなりますが、それを読みさえすれば事足りる話なのでお付き合いください。

 現代医学では、そもそもがんがなぜ発生するのか、なぜあっという間に増殖するのかすら、解明できていません。それゆえ、無鉄砲ともいえる治療をおこなっています。彼らの言い分はこうです。

【突然変異でがんが発生する】

 「人間の体を構成する細胞は毎日毎日生まれかわっている。多くの細胞が死に、そのかわりに1つが2つに分かれる細胞分裂によって新しい細胞が誕生する。その際、もとの細胞の遺伝子の情報が正確にコピーされなければならないが、時々コピーミスが起こり、その積み重ねやなんらかの原因によって突然変異が起こり、がんが発生する。本来なら、免疫細胞がそのがんを殺してくれるはずなのだが、年齢とともに免疫細胞の力が弱ってくると、がんを殺し損ねてしまう。それゆえ、がんは高齢になるほど発病する確率が高い。世界一の長寿国である日本に、がん患者が多いのはしごと当たり前のことである。いったん体の中にできたがんは、殺してしまわない限り、無制限に細胞分裂を繰り返して増殖する。そのため、早期に発見し、早期に治療することが大切である」

【高齢者でないがん患者はどう説明するのか?】

 この理屈が正しいならば、高齢者はみんながんになってしまいます。それに、マスコミでしょっちょう報道されているような、がんで亡くなった著名人の方々は、必ずしもすべての方が高齢者ではありません。40代、50代の方も大勢いらっしゃいます。その方たちのがんを、いったいどう説明するのでしょうか?

【ウィルヒョウ理論】

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 ちなみに私のクリニックの患者さんたちを見ても、決して高齢者ばかりではなく、いわゆる働き盛りの40代ぐらいの方もたくさんいらっしゃいます。そもそも現代医学におけるがんの発生原因は、19世紀のドイツの病理学者、ルドルフ・フィルヒョウが唱えた「細胞は、必ず細胞分裂によって、細胞から生まれる」という考え方がベースになっています。

 私は、この考え方が根本的に誤った固定観念であると徹底的に批判してきました。

 「細胞は、必ず細胞分裂によって、細胞から生まれる」のであれば、がん細胞はなぜ、発生するのでしょうか?彼らは「なんらかの原因によって、正常な細胞が突然変異する」という非科学的な理由をつけています。

 しかし、その変異のプロセスを解明していくことが科学の役割であり、がんという病気を克服するためのスタートであるはずです。それを「突然変異」などという都合のいい言葉でごまかし、「がんは誰がなってもおかしくない病気だ」という恐怖心をあおっているのです。

 私は大学の研究室時代、何十年にもわたって顕微鏡をのぞき、正常細胞やがん細胞の観察を続けました。ところが、がん細胞が分裂するところなど、ただの1度も見ていません。このことから、現代医学のがんの発生原因の「定説」に疑問を持ち始めたのです。  

【がんが無限に増殖するなどありえない】

 次に、「がんはどのように増殖するのか」という問題ですが、この点においても、現代医学は間違った考え方をしています。いかにがん細胞とはいえ、もとは人間の体細胞の一種なのですから、無限に増殖することなどありえません。

 実際、がんの転移という話はよく聞きますが、全身ががん細胞に埋め尽くされたなどという例は1つもありませんし、見たこともありません。がん細胞が人間の体の中で増殖するものである限り、あるところまでくれば必ずストップします。有限な体の中に、無限に細胞が増殖し続けるなどということは考えられません。

【細胞は同じ形にならない】

 それに、がん細胞が細胞分裂の繰り返しによって増えるというのなら、細胞の形は同じか、似た形になるはずです。

 ところが、顕微鏡で見ると、がん細胞(特に腹水がんや白血病などの細胞)の形はてんでバラバラで、決まっていません。むしろ、同じような形のもののほうが少ないのです。これでは「細胞分裂説」の説明ができません。

 私はがん細胞は赤血球もしくは白血病(リンパ球)の融合化成によってできると考えています。

【ベルナール・アルペルン教授】

 私は1960年代からこの説を唱えていますし、ヨーロッパでも、同じ説が唱えられています。

 フランスでは、1965年、当時フランスの医学アカデミーの会員であったベルナール・アルペルン教授が、フランスの欧州最大の週刊誌『パリ・マッチ』に「がんはがん細胞の種の細胞━━これはおそらく私の言うリンパ球━━の融合によってできた」という説をほぼ全ページにわたり顕微鏡写真とともに発表しています。

 これ以外にも、多くの学者たちが、現在のがんの定義に疑問を投げかけ、研究を続けています。科学的な合理性をもって、がんのメカニズムを解明しようとすればするほど、現在のがんの定義には、矛盾点が多いからです。

 しかし、一般的には多くの方々がその矛盾だらけのがんの定義を信じ、治療を続け、命を落としておられます。そこに現代医学の犯している罪の深さを感じざるをえません。

 ……というお話でございます。

 反論があるならどうぞ。


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 国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、受けるのが常識とされている標準治療は、実は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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