![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72189988/rectangle_large_type_2_69f35688f063a7639c1e0ea0a5f8fa6a.jpg?width=800)
「放射能被爆の影響で広島・長崎に奇形児が増えた」の嘘
【広島の奇形児】
民間では、例えば朝日新聞が2012年4月17日付けで、『女性と放射線 心配しすぎる必要はない』と題したコラムを掲載した。
こちらは福島で将来結婚して子供を産めるのかと不安になっている女性に向けた内容だ。
コラムは、広島・長崎の調査では妊娠初期に200ミリシーベルト以上被爆した人以外は子供に悪影響はなく、ましてや被爆時に妊娠していなかった女性にはまったく影響がないという。
だが、広島・長崎の調査は被爆者本人に対する聞き取りによるものだ。
子供の奇形のようなデリケートな問題は口を閉ざす者がほとんどだろうから、「影響なし」という結果をそのまま信用はできない。
広島で被爆して以来、6000人の被爆者を診てきた95歳の医師・肥田舜太郎氏の著書『内部被曝』(扶桑社新書)には、まったく違うことが書いてある。
その情報源は「産婆」である。
当時は赤ちゃんを、産婆が取り上げるのが普通だった。
もちろん産婆も大っぴらに公言できない話なのだが、前後15年ほどの間、広島の産婆の間では、肉眼でわかる奇形、口唇口蓋裂とか、指が何本足りないとかの話が評判になっていたという。
また、そういう話を助産婦会で集めて論文を書いた医師もいるそうだ。 小林よしのり〈ゴーマニズム宣言スペシャル 脱原発論〉より
✔️【真相〈科学的に証明されていない〉】
ロシア科学アカデミー原子力エネルギー安全発展問題研究所副所長のラファエリ・アルチュニアンの言葉にこういうものがあります。
少し長くなりますが引用します。
被爆によりそうした病気が起こるということはありえない。子供の病気として、両親が被爆し、遺伝によりそうした症状が発症するという主張ですね。
被爆した両親から、遺伝により二世になにか症状が発症するということ自体が、後付けで考え出された主張です。そうした症例はほとんどありません。長崎・広島の被爆者の記録をたどってみても見つかっていません。次世代、二世の子供にそういった、もしかしたら放射能の影響で発症した病気が2例紹介されています。これはあくまでも可能性があるだけで、ほかのデータも比べてみても、他地域での水頭症の発症率のほうが高い。放射能の影響で遺伝的になにか発症するということはありえません。
遺伝性のなんらかの異常をもって子供が生まれるというのは、放射能とは関係ない。1000個の事例の数値を取れば必ずいくつかは可能性としてあることです。ほんの一部の医学者たちが、そういう主張をしています。ところが、被爆によって次世代になんらかの症状、遺伝性の病気が出た事例はこれまでありません。科学的にまったく証明されていません。ですから放射能のせいでの遺伝性疾患というのもチェルノブイリの事故を通して生まれた神話の1つです。
私の娘は今も国家から補償金を受けています。なぜかというと、私自身がチェルノブイリの事故処理従事者だったので、その次世代の子供ということで国家から補償を受けています。はっきりいってなんの被害も受けていません。 副島隆彦編〈放射能のタブー〉より
アルチュニアンほどの権威がここまで断言するのです。
また……
……こちらの記事でも説明しましたが、放射能被爆によって広島・長崎の人たちの寿命が逆に長くなっていることを考えると、「被爆の影響で奇形児が増えた」というのは、やはり俗説ではないでしょうか?
【噂話にすぎない】
また、あくまで産婆たちの噂話にすぎず、肥田舜太郎が自分で多数の奇形児を目撃したわけではありません。
産婆は70歳くらいのおばあさんたちだと思われます。
そのおばあさんたちがレアケースを誇張し、一種の都市伝説と化していったというのが真相ではないでしょうか?(私は自分の母や母の友人など、70歳前後のおばあさんたちと接する機会が多いので、そうした可能性が十分あることをよく知っているのです)。
【95年以上生きた肥田舜太郎】
最後に余談ですが、被爆者の肥田舜太郎という方、95年以上生きたんですねぇ……。
【まとめ】
●ロシア科学アカデミーのアルチュニアンは「放射能被爆で奇形児が生まれるなどありえない!」と断言している。
●「放射能被爆による奇形児」は都市伝説の可能性が高い。
この記事が少しでも役に立ったと感じていただけたら応援クリックお願いします🙏
国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。
目次へ
サポートしていただければ嬉しく思います。もちろん、すべて《世界の真実》を見つけるための費用にしたいと思っています。