「百日咳ワクチンを中止したら死亡者が増えた」の嘘
【百日咳ワクチン論争】
✔️【真相〈反論になっていない〉】
近藤誠が百日咳ワクチンの無効性の証拠として挙げたのは〈The role of medicine.1979〉という論文なのですが、その中の図を見てみるとワクチンが導入された1950年頃には、すでにイギリスの百日咳の死亡率はほぼゼロになっており、百日咳ワクチンのおかげで百日咳が撲滅されたわけでないことがよくわかります。
百日咳ワクチンの有効性を主張するなら、都合のいいデータだけを出すのではなく、〈The role of medicine.1979〉の不備、間違い、不正などを指摘しないと意味がありません。
【百日咳ワクチンの導入で百日咳の感染率が高まった】
また、宮原篤は知らないようですが、百日咳の死亡率が激減したあとに百日咳ワクチンを導入したことで、逆に百日咳の感染率が高まったという事実があるんです(Pediatr Infect Dis J.2005)。
宮原篤は日本の人口動態統計をもって百日咳ワクチンの有効性を主張していますが、(国は違うものの)百日咳ワクチンが無意味、さらには有害というデータがあるのです。
それらを無視して百日咳ワクチンの有効性のみを主張するというのは、誠実な態度と言えるのでしょうか?
【ワクチンの有効データにはインチキがある】
……こちらの記事でも説明しましたが、ワクチンの有効性を示すデータには必ずなんらかのインチキが使われているものなのです。
宮原篤が挙げた人口動態統計のデータにも、なんらかのインチキが使われているのではないでしょうか?
【まとめ】
●百日咳ワクチンの否定的データを論破できなければ、百日咳ワクチンの有効性は証明されない。
●百日咳ワクチンを導入したことで、逆に百日咳の感染率が高まったことがある。
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