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〈コロナ論〉が歴史に残る名作になることは事実ではあるが……

【反コロナの入門書】

 今回の新型コロナパンデミックが世紀の茶番であることを指摘した本は多くありますが、中でも最もわかりやすく、高齢者の人たちや若い人たちに入門書としておすすめなのが、漫画で説明されている小林よしのりの〈ゴーマニズム宣言スペシャル コロナ論〉シリーズです。

 著者のよしりんは「この本は歴史的な本になる!」と自画自賛していますが、それはまぎれもない事実です。

 が、しかし、です。話はそう単純なものではないのです……。

【よしりんの実相】

 よしりんの〈コロナ論〉が歴史的な名作になることは事実であり、〈コロナ論〉の中でされている指摘が的を射たものばかりであることもたしかではあるのですが、だからといってよしりんがフェアで公平な人間というわけでも、客観的にものを見れる人間というわけでもありません。

 実はよしりんというのは確証バイアスをギンギンにみなぎらせて、都合の悪い事実・データを無視し、都合のいい事実・データのみをもとに、都合良く話を展開させることで有名なのです。

 たとえば、よしりんの作品の中に〈昭和天皇論〉という昭和天皇の提灯本があります。

 よしりんはその中で「昭和天皇は偉大な人格者だったのだ!」と叫び続けているのですが、実は昭和天皇がクズの中のクズだったことは……

 鬼塚英明の〈日本の1番醜い日〉

 高橋五郎の〈天皇の金塊〉

 雁屋哲/シュガー佐藤の〈日本人と天皇〉

 ……などの本や資料で完全に明らかになっています。

【今回はたまたま】

 よしりんは今回の〈コロナ論〉の中で的を射た主張をしてはいますが、それは今回はたまたまバイアスが「新型コロナパンデミックは茶番なのだ!」というほうに傾いただけであり、もしもバイアスが「新型コロナは超恐ろしい感染症なのだ!」というほうに傾いていたら、よしりんは間違いなく岡田晴恵や玉川徹の味方につき、(ひろゆきのような感じで)新型コロナインフォデミック論を陰謀論に仕立て上げ、「新型コロナパンデミックは茶番だ!」と主張する人たちをトンデモ呼ばわりしてこきおろしていたと思われます。

【慄然とする……】

 よしりんのゴー宣はわかりやすい漫画ゆえ、頭が悪い大多数の人たちに絶大な影響力があるため、そう考えると慄然とするものがあります……。

【まとめ】

 ●よしりんの〈コロナ論〉が正論であることは事実である。

 ●が、それは今回だけ、たまたまにすぎない……。


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