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健康被害が出ていない世界中の高放射能地域

【証明されていない自然放射線による健康効果】

 さらによく言われる例が、イランのラムサール、インドのケララ、中国広東省の陽江など、世界中には自然放射線が非常に高い地域があるが、住民は健康に暮らしており、遺伝障害なども起きていないという話である。

 イランのラムサールは人口が少ないため疫学調査にいたっていないが、中国とインドでは大規模・長期間にわたる国際的な調査がおこなわれ、両者ともがん発生リスクは、ほかの地域と比べて優位な差はないとするデータが出ている。高放射線地域の人々が、放射線のおかげで特に健康になっているなどという結論にはなっていないのである。 小林よしのり〈ゴーマニズム宣言スペシャル 脱原発論〉より

✔️【真相〈バボル大学が調査をおこなっている〉】

 「イランのラムサールは人口が少ないため疫学調査にいたっていない」などとありますが、具体的にどういうことなのでしょうか?

 ちなみに原発問題に詳しい三橋貴明によると、イランのバボル大学によって調査はおこなわれており、高放射能による有害な影響は認められていず、むしろ「長寿」であることが確認されているそうです。

 余談ですが、自然放射能が高い地域はイランのラムサール、インドのケララ、中国の陽江以外にも、ブラジルのガラパリというところもあるそうです。

【ロシア科学アカデミーの見解】

 最後に、ロシア科学アカデミー原子力エネルギー安全発展問題研究所副所長のラファエリ・アルチュニアンの言葉を紹介します。

 アルチュニアン チェルノブイリ周辺で被爆者と認定された人々の90%以上に事故による健康上の被害は出ていません。それにもかかわらず、チェルノブイリと聞くだけで人は怖がります。例えば、フィンランドのある地域では自然バックグラウンド放射線がチェルノブイリ周辺よりも高い地域があります。また、ロシアのアルタイ地方でも、チェルノブイリで測定されたものより5~10倍高い自然放射線があります。にもかかわらず、「チェルノブイリだから」ということで人々が怖がってしまう。

 副島 その自然バックグラウンド放射線というのは、2.4ミリシーベルト/年という数字のことですか。

アルチュニアン そうです。世界各地で高い地域では、もっと多い6、7、10ミリシーベルト/年という数値を恒常的に浴びている地域があります。年間20ミリシーベルトを恒常的に浴びている地域もあります。それでも健康上の被害は出ていません。 副島隆彦編〈放射能のタブー〉より

【まとめ】

 ●イランのラムサールの調査はおこなわれている。

 ●ロシア科学アカデミーのアルチュニアンも、自然放射能が高い地域でも被害は出ていないと述べている。


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