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「たりる生活」群ようこ

完全に出遅れた。

昨年12月に出版された1冊。気づくのが遅れ、今年2月に図書館の予約を入れた。それから8か月あまり、ようやく手に取ることができた。

生活のダウンサイズをする話のエッセイ。

前期高齢者となり、将来のことも考えて引っ越しをすることになって、
本やものの処分を余儀なくされる。そして、それは引っ越し後も続く。
違ったバックグラウンドを持つ友人たちの話も興味深かった。

本の処分は、作家さんなので気持ち的にも大変だったことと思う。

ただの積読人間の私でも、思いきれるまでにだいぶ時間がかかった。
現状は、作家さん達には申し訳ないのだけれど、できる限り図書館を利用するようにしている。参考書などの書き込みたい本や一生手元に置きたいと思える本だけ購入することにした。今月はテキスト系の本を1冊購入した。

閑話休題。
着物などの趣味のものの話もでてくるが、置き場所には苦慮するだろうが、取っておきたいものがあることは、幸せなことだと思った。

引っ越し先である大家さんの敷地のはなれの1階は、お庭もあって、想像しただけでも素敵な環境そう。
私もこの先セミリタイアになった時には、今のようなマンションではなく、少し落ち着いた場所でこじんまりした一軒家に住んでみたい気がしている。


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