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読了メモ

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#近藤史恵

「それでも旅に出るカフェ」近藤史恵

前作「ときどき旅に出るカフェ」に続く、シリーズ2作目。 前回同様にカフェ・ルーズが舞台となるが、ここにもコロナ禍の影響が。 カフェオーナーの円と主人公の瑛子を軸に、毎話フォーカスされる人物が変わっていくオムニバス。 相変わらず外国の料理やスイーツや飲み物が美味しそうで、旅行に行きたくなる。酸梅湯は昔飲んだことがあったことを思い出した。中華圏の仕事をしていたはるか昔の話。 それぞれの人物のその後が気になる・・・というところで話が終わるのが、余韻があってよい感じ。昨年出たば

「ホテル・カイザリン」近藤史恵

ミステリーっぽい短編集。 連作になっていて、最初の方の登場人物がまた出てくるのかと思いながら読んでいたが、それぞれ独立した話だった。 どの話も心の描写が深い感じがして読みごたえがあるし、「そうきたか」という終わり方で楽しめる。 今週の昼休みのお供だった1冊。 来週も近藤史恵さんをお供にする予定。

「スーツケースの半分は」近藤史恵

ーLINE BLOGからの移行 2018/9/17 12:51 以前、機内誌の書評で見て気になっていた本。 平積みになっていた文庫を迷わず購入。 一気読みするにはもったいない。 通勤時間に少しずつ読み進めるのが楽しかった。 青いスーツケースをめぐるオムニバスの物語。 そして、最終話で・・・。 読むと旅に出たくなるし、旅のお供にもなる1冊。