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言葉を交わしてみたい(文通っぽいことしたいです)

今思えば、これをカウントに入れてもいいものかと思わなくもないが、人と言葉を交わし始めたのは小学校1年生。保育園から一緒の子が交換ノートをしようと誘ってくれた。どんなことを書いたか全く覚えてないし、そのノートの行方を知らない。
ただ、机の中に入れたり、玄関でこっそり渡したり、通学路が同じだったから待ち合わせをして渡したあの2人の秘密ごとみたいなドキドキ感が好きだった。今日はどんなことを書いて、どんなことを質問しようか、今日はどんなことが書いてあるのか、ノートが手元にあってもなくても「交換ノート」というつながりが日々のちょっとした楽しみを作ってくれていた。

それから時を経て、今では大切な人たちと文通をするようになった。
お互い、書けそうなタイミングで書いて送るから、出すのも届くのも数ヶ月、半年と時期はまちまち。LINEでも、電話でも話すタイミングなんていつでもある現代で、私たちは手紙を選んだ。むしろ、手紙だからいい。手紙だからこそ書けるものがあると私は思う。
かといって、たいそうなことは決してなく、近況報告、今日思ったことを自分の言葉で書く。近くに住んでいて、たわいもない話をしていたあの頃の舞台が便箋の上に載っただけ。

ここ数年で手紙やnoteなど言葉を綴るようになった言葉を綴ることが好きなんだと思っていたけれど、どうやら昔から嫌いな行為ではなかったようだ。

1人で静かに言葉を綴る時間も絶対に必要な時間なのだけど、人と言葉を交じ合わせるのも楽しい。相手がどんな景色を見ていて、どんな言葉を生み出すのか、ひとりでいては絶対に知ることのない世界を見せてくれる。

そんなことを考えていたら、誰かと文通をしてみたくなった。
どんな人か、顔も住処も知らない人と。
何が好きで、どんな仕事をしていて、年齢は、性別は、相手の情報を知りたいわけじゃない(知って悪いことはないけど)。何も知らない人と言葉を交じ合わせてみたらどうなるんだろうという興味。
直接の会話でも言葉のテンポが合わない人と話をするのは苦手で、ゆっくりゆっくりシャッターを下ろすのだけど、書く言葉でもそうなるのかは結構気になるところ。

ここまでたいそうなことは書いてはいませんが、もしよければ私と言葉を交わしてみませんか。本当の文通は個人情報の流出があり流石に怖いのでできません。どういう手段が文通、もしくは交換ノートに近いものだろうと考え中ではありますが、まずはいいよという方ご連絡お待ちしてみます。



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