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Vault of the Void わかりづらいカード紹介 最期の囁き

Vault of the Voidのわかりづらいカード紹介をしていきます。カード自体がわかりづらいしこの記事もわかりづらいというダブルミーニング。

今回紹介するのはドーターのレアカード「最後の囁き」

最期の囁き カード効果

最期の囁き バフ レアカード 2コスト
毎ターン、初めて捨てるカードを排除し、揮発コピーを手札に1枚追加。排除。


最期の囁き+ バフ レアカード 3コスト
毎ターン、初めて捨てるカードを排除し、揮発コピーを手札に2枚追加。排除。


排除=スレスパで言うと廃棄、揮発コピー=スレスパで言うと廃棄兼エセリアル。つまりこのバフを使った後にターンの最初に捨てたカードは、使用後は戦闘中デッキから消えます。(なお、パージと捨てるは違うので注意。)

このカードの説明を見た時、え?これでレアなの?と思いました。ちょっと使い方が良くわからないし、強い使い方が想像できないんだけど・・・と。
しかし使ってみたら思いのほか強くて、そりゃレアだわと納得。

UGで性能が大きく変わる

このカードはUG前と後で大きく効果が違います。それは揮発コピーを手札に1枚追加か2枚追加かという点。1と2は倍違う。100%と200%くらい違う。(?)
このカードはUG優先度は最大で、UG前提のカードだと思います。

UG前の使い方

デッキ圧縮

UG前のカード効果だと、デッキ圧縮のカードに見えます。選別(山札から捨てる)や手札から捨てたカードのコピーが手札に追加される代わり、そのターンが終わるとそのカードはなくなってしまう。だから割とどうでもいいカードを選別して排除し、デッキを最適化していくカードなのかなと。
そういった使い方もできますが、正直それだけだとあまり強くありません。このゲーム、ラスボスがペナルティ(スレスパで言う呪いや状態異常)を大量に混ぜてくるため、デッキ圧縮が少しメタられています。普通に圧縮するとペナの比率が上がりすぎてキツイ。あとターン終了時手札にあるとデメリットがあるペナもあるので、そういったカードを排除するのにも向いていません。厄災をちょっとずつ消すとかは少し便利。
ペナを混ぜてこない敵だったら普通に圧縮できます。あとペナをすべて排除するレアカードもあるので、それを使えばどの敵でもその戦法で戦えます。でも圧縮するにしても毎ターン1枚ずつとペースも遅く、レアカードの性能にしては微妙だなあという感じ。

速攻

実質選別がサーチになります。コレは結構強い。
ただ速攻はこのキャラには向いていません。ドーターはスケーリングが遅いので、最初の数ターンは耐え忍ぶ時間。山札の高火力カードを呼び出してまで使いたい事態は序盤ではあまりないでしょう。(スーパーノヴァとか持ってたら使えるかも)
山札の他のバフを選別して手札に加える、というスケーリングを早くするという行為でなら使えます。バフはどうせ排除されるカードなので、揮発コピーだろうが関係なし。

UG後の使い方

バフ増殖

↑にちょろっと書いた山札のバフをサーチして手札に加えるという行為。これをUG後の最期の囁きを使って行えば、選択したバフを2枚手札に追加できます。つまりバフが増殖します。この使い方がすごい強い。実質スケールが2倍です。
ただコストの重いバフだとエナジー不足で使えない事も多いので注意。揮発コピーなのでパージはできません。
これが強い使い方その1。

Void Coin増殖

Void Coinを捨てて揮発のVoid Coinを2枚手札に追加する。これがめちゃくちゃ強い使い方その2です。
Void Coinはもともと排除のカード。デッキに何度も混ぜることができるカードなので、このカードを混ぜ続けてちゃんとこのカードを捨て続ければ、デッキ枚数は減りません。
また、手札に揮発のVoid Coinを2枚追加というのは、通常のカードを手札に追加した際と異なります。それはVoid Coinは捨てると他のカードをドローしてまた1枚捨てるという点。
ちょっとわかりづらくなってきましたね。ややこしいのでシミュレート。

1.ターン開始、手札が5枚。
2.(まあ色々パターンがありますが)1枚選別のスペルを使って、山札にあるVoid Coinを選別。
3.手札にVoid Coin2枚が追加され、手札は合計7枚に。
4.(ここも色々パターンがありますが)手札にある「1枚ドロー、1枚捨てる」カードを使用して(手札6枚)、1枚ドローして(手札7枚)Void Coinを捨てる(手札6枚)
5.Void Coinを捨てたことで1枚ドローして(手札7枚)、もう1枚V
oid Coinを捨てる。(手札6枚)
6.Void Coinを捨てたことで1枚ドローして(手札7枚)、もう1枚手札を捨てる。(手札6枚)

はい。手札が6枚になりました。ということは実質1ドローしたことになります。これは最初にスペルでVoid Coinを選別したからではありますが、ドーターは2ターンに1回はこの動きができます。
(1枚ドロー1枚捨てるのカードでもVoid Coinを混ぜたりとか他にも効果があるので、実際にはもう少し利点があります。)

あと他のパターンだと

1.ターン開始、手札が5枚。
2.(ここは同じで)1枚選別のスペルを使って、山札にあるVoid Coinを選別。
3.手札にVoid Coin2枚が追加され、合計7枚に。
4.手札にあるVoid Coinを使用して(手札6枚、エナジー+1)、もう1枚のVoid Coinを捨てる(手札5枚)
5.Void Coinを捨てたことで1枚ドローして(手札6枚)、もう1枚手札を捨てる。(手札5枚)

これだと手札は5枚ですが、Void Coinは使うと+1エナジーなので、1エナジー増えています。
他にも選別ではなくて手札のVoid Coinを捨ててVoid Coinを2枚増やすとか色々とパターンがありますが、どれも最終的に手札かエナジーが増えます。

でもややこしい割にはちょっと微妙じゃない?と思ったそこのあなた。最期の囁きに黒い虚空石を付けてください。上記のVoid Coin2枚が4枚になります。

Void Coinを4枚に増やすと上記が実質3ドローとか+1エナジー2ドローになります。バフを増やすのも4枚に増殖。これがやばすぎる。
選別や捨てるカード、Void Coin生成カードを入れまくるなどの下準備は必要ですが、ここまでできたらまあ負けないでしょう。

あとVoid Coinを使うということは「捨てる」とか「ペナルティを追加する」という行為をするということです。「カードを捨てるとブロック」のバフとか、「ペナルティを追加すると浸食を稼ぐ」というバフがあるんだよなぁ・・・Void Coinはシナジーが滅茶苦茶広いので、間接的に色々と他のスケールも出来ることが多いです。
あと単純に手札が増えればそれだけパージができるので、浸食もたまります。

まとめ

というわけで、一見使いにくそうで使ってみたら意外と強い、「最後の囁き」のカード紹介でした。
UG前とUG後で分けてますが、UG後でもUG前のような使い方はできます。御国来たれりを6枚に増やしてフィニッシャーにしたりしたなあ。

最期の囁き6で6枚に増えて手札に来た御国と2回殴られただけで死んじゃうラスボス


他のカード増殖カードと違い、そのターンに全部カードを使うことになるのでカード増殖カードにしてはまどろっこしさもありません。
まあ、最期の囁きをカード増殖カードで増やすというのもできるんだけど。そうなると掛け算で酷いことになります。ゲーム壊れちゃう!


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