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ニットボールと円の編み図の最適解を考える

ニットボールと数学の話 https://note.com/mmetopit/n/n6f4e43b68263 では、ニットボールの編み図が 「円柱の両底面に円錐を貼り合わせた立体」 であることを前提として、この立体と外接球の隙間が最小になるよう、円錐の母線の長さと円柱の高さの比を計算してみました。 具体的には、半径1の球が立体に外接する場合、 円錐の母線の長さ ≒ 1.06 円柱の高さ ≒ 0.87 円錐の底角 ≒ 32.1度 もっとも、いくら厳密に計算したところで、編み目

    • ニットボールと数学の話

      一般的なニットボールの編み図は、円柱の両底面に円錐を貼り合わせたような形になっていて、編み図を立体化して真横から見ると六角形になります。(編地に弾力があるため詰め物をすると丸く見えますが) 私はこれまで、 「この六角形が正六角形に近いほどニットボールは球に近付く」 と単純に考えて、 円錐の母線の長さ = 円柱の高さ になるように編めばOK、と思っていたのですが、 「果たしてこの比率は本当に最適解なのか?」 という疑問がわいてきました。 そこで、立体に外接する球と立体の隙間

    ニットボールと円の編み図の最適解を考える