商業版「OpenFOAMの歩き方」正誤表および補足

インプレスR&D様より出版されております拙著「OpenFOAMの歩き方」の正誤表

誤記に関しましてご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。下記の正しい記載にてお試しください。

正誤表

4.7章 stripコマンド

誤(tagの後ろにスペースが入っていません。)

sudo strip --remove-section=.note.ABI-tag/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libQt5Core.so.5.12.8

sudo strip --remove-section=.note.ABI-tag /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libQt5Core.so.5.12.8

補足・Q&A

書籍の通り入力したはずだが、うまく実行されない

入力したインプットデータに間違いがないか書籍の文面と見比べてご確認ください。

例:surfaceFeatureExtractをsurfaceFeatureExtrctと入力していた。

また、書籍の方がコピペが難しいというご意見をいただきましたので、書籍内のインプットデータをサンプルとしてGithubにて公開いたしましたので、こちらと見比べていただいて入力間違いがないかご確認ください。

my_STLの0.origしたインプットにおける#includeのコメントアウトについて

書籍内の書き換え後インプットの部分で「#include」の行を「//」でコメントアウトしていますが、見逃される方もいらっしゃるようです。

インプットデータの各行のチェックは面倒かと思いますが、計算が流れない場合は今一度比較をお願いいたします。

大文字小文字が混ざっている

拙著にて環境として使用しているLinuxは大文字と小文字を区別します。インプット入力の際に大文字小文字を間違えていないかご確認ください。

endTimeとwriteIntervalの数字が逆になっている

endTimeは計算の終了時間、writeIntervalは計算結果の出力タイミングになります。writeIntervalがendTimeより大きい場合は結果が出力されません。

WSL2で環境を構築した場合foamMonitorが実行できない

次の記事をご参照ください。

WSL2+XmingでfoamMonitorを実行するときのやり方
https://note.com/mmer547/n/n8190d08c3f22

omegaのファイルでinletのtypeがturbulent~となるところがtubulent~とrが抜けている

インプットの誤記になるので、エラーになります。書籍に記載している形で入力をお願いいたします。

何が違うのかわからないので、データを見てほしい

書籍記載のお問合せメールアドレスにご連絡ください。

データを送付される場合は、計算を流そうとしているフォルダのデータを全てお渡しください。部分的に頂いてもエラーの解決ができないことがあります。

なお、書籍の内容以外のデータについては受け付けておりません。

書籍の内容をもとに自分でSTLファイルを入れ替えて計算してみたが、結果が想定と合わない

OpenFOAMは単位系がメートル系になっています。使用されたSTLファイルの単位系がメートル系になっているかご確認ください。

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