胴元=プラットホーマー

YOUTUBE でゲーム会社ハドソンの特集動画があった。コナミに吸収されていたのを知ったのは最近だ。

かつてはコロコロコミックで一介のハドソン社員に過ぎない男が高橋名人として脚光を浴び、当人が主人公の漫画が連載され歌手デビューまで果たした程だ。

ちなみに漫画の中では八百屋の店員としての威勢を当時のハドソンの社長に買われたという設定だったはずだ。
しかし、実際にはスーパーの青果部にいたが辞めたあとパソコンの知識を得た上でハドソンに転職したようだ。
この程度の脚色は当時は咎められるよしもなかった。

ハドソンの歴史を紹介した動画の中で、任天堂に触れたところが面白かった。
任天堂はライセンス制をとりサードパーティーがゲームを作る際、任天堂の工場で作らせまた出荷制限も設けかつロイヤリティもとるなど、常に任天堂がイニシアティブを持てるものだった。
当時、ゲーム業界でアタリショックがありその轍を踏まないようにするためということだ。建前としては悪貨が良貨を駆逐するのを防ぐためといえばもっともらしいが、今で言うところの「仕組みづくり」に成功したのだと思う。

さすが京都の花札屋、胴元(プラットホーム)が一番儲かることを知っていたのだ。

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