楽天モバイル契約時に起こった不可解なこと

docomoのahamoが発表されて以来、やや見劣りされる感がある楽天UNLIMITだが、それでもざっくりネット、アプリにでの電話使い放題で月額2980円かつ１年間がそれが無料というのは魅力的だ。
自分は最近楽天経済圏に入ったこともありポイントの旨味を覚えてきたこともあり。楽天UNLIMITの契約を決意した。

ただ申し込みにも前提条件があり、それは楽天回線対応製品であることだ。自分はかつてネット購入したスマートホンは運良く対応製品であったため喜び勇んでネットで申し込みの手続きを取った。もともと楽天会員であることから住所等の入力は不要で手間は本人認証の免許書の撮影程度であった。最後のステップはＳＩＭ受け取りを住所地への郵送にするか、楽天モバイルでの受け取りにするかであった。
自分は仕事が繁忙期に差し掛かっていることから所定時間に手渡しで受け取るのは難しい、また電話かけ放題無料の詳細について確認したいこともあったことから楽天モバイル店での受け取りを選択した。

何とか時間を作り店にも予約を入れ当日店へ足を運んだ。そこで店員に初めに言われたのが楽天ＳＩＭを入れての動作確認したいとのことだ。一応対応製品であることを告げるも、やはり形式的なものなのだろう、動作確認の同意書らしき書面にサインした。
すると店員は、楽天ＳＩＭが差し込まれた自分のスマートホンを手に取り手許で何やら自分の手元で操作し始めた。そこで自分はしまったと思った。というのは、こういった強引な展開は想像しておらず検索履歴を消していなかったからだ。
店員は自分のスマホの設定部分をいじり、そして動作確認してネットを検索すると案の定検索履歴が表示されているの遠目からも分かりこちらとしてはばつの悪い思いがすることしきりだった。どうやらネット検索は問題ないようだ。
次は電話のテストのようだ。固唾を飲んで待っていると、店員は不思議なことを言い出した。電話は使われる方ですか、というのだ。人並みにと答えつつもこちらも怪訝そうにしていると、想像だにせぬことを言い出した。それはネットは繋がるが電話が繋がらないというのだ。そして見てくれと云わんばかりにスマホ画面をみせる。確かに電話をかけても相手方への呼び出し音が鳴ることなくブツリと切れ、それは何回試みても同じ結果だった。

場には重い空気が流れたため、自分も切り上げたいと思い今回は見送るつもりというニュアンスの意向を伝えると、返す刀で店員が進めてきたのが楽天ショップで取り扱っているスマホの新製品だ。店員曰くキャンペーンでUNLIMITと契約との同時購入であればポイントが20000ポイントが贈与されるため如何にそれがお得であるかを強調してくるのだった。そして確かに今自分が持っているスマホであっても電話機能なしで契約を今すぐにでもできますよ、といささか挑戦的な言い方をするのだった。

若干スマホの買い替えに心が揺れながらも、楽天対応製品であるのにネットは繋がるが電話が繋がらないという事が実際に在りうるのか家で調べるつもりで契約を見送り帰路に就いた。
自宅では自分で思いつく限りのキーワードで検索しても理由がわからず釈然としないまま半日が過ぎたところで、いつか新聞の新聞記事を思い出した。
それは携帯ショップが無知な顧客につけ込んで生涯使わないであろうオプションを付けた契約させるという、いわゆる情弱ビジネスがはびこっているという事を報ずるものであった。
だから年配の人に毎月の携帯料金を聞くと１万近くになる人が珍しくなかったりするのだ

もしや、自分もカモの対象とされ店員がインセンティブ欲しさから新しいスマホの本体を買わせたいがために今の自分のスマホでは電話機能が使えなくなると嘘をついているのではないだろうか、という疑惑を持つようになった。
それを確かめるために日を改めて別の販売店で同じ契約を申し込むことにした。

いざ、別の店でお願いすると、やはり楽天ＳＩＭで動作確認という前の店と同じ手続きを踏むことになった。さあここからだ、自分が気色ばんでいるとこちらが拍子気抜けする程に造作なくネットと電話が問題なく使えることを示す結果がでた。

やはりそうだったのか、前の店に対する疑惑が確信に変わった瞬間であった。結果はもとより確認プロセスの時点でも個人情報への配慮もあってか確認時の操作もこちらでする様に促され操作に行き詰まると店員が教えてくれるという風であった。
普通はそうなのだろう。前の店のように店員が客のスマホを店員自身の手許で操作し続けること自体がおかしいのだ。

それにしても目先の歩合給欲しさから客に嘘をつくというモラルが欠落した店員がおり、その人物が顧客の個人情報にアクセス出来てしまうとしたら、そのように考えると何とも背筋が凍る思いがする。