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お金を使わずに生きてみよう。(〇円生活の説明)

お金を使わずに生きてみよう。
お金がない世界は、素晴らしい世界だと思う。というか、そう思っていた。
小さいころ大人が「いやらしい話だけど……」って話を切り出したとき、清廉潔白なこどもの前で一体何を話し始めるんだろうとドキドキしてたらそれはお金の話で、お金っていやらしいのか?と思ったことが何回かあった。もちろん、人がこう言うときは、「この車がいかにかっこいいかの話をしているときにその値段なんて現実的なこときくなんて」って意味が込められているのかもしれないけど、みんな使ってるやん、稼いでるやん、と思った。お金って、クリスマスツリーの進化版みたいだ。ただの紙なのに、人が特殊な使い方をするせいでまるっきり違う存在になって超パワフルになる。ただのモミの木なのに、12月になったら室内に持って来られて飾りつけられるツリーみたい。それって宗教。

人生で究極的にお金に困ったことはありがたいことになかったけど、お金について考えることは何度かあった。特に高校生くらいから、自分のしたい事、欲しいものにかかるお金の額に唖然としたことが何回もある(みんなもあると思う)、正直お金があってありすぎることなんてないかも。でもそれと同時に、そんな途方もない悩みに頭と心を悩ませる窮屈さも感じた。時間外労働や過労死の労働問題や就活の大変さを耳にする度に、ちょっと待った、お金ってなんのためにあるんやったっけ?と言いたくなった。確かめたくなった。

それで始めたこのプロジェクトのタイトルは、「〇円生活」。どうすればお金を稼がず使わず生きていけるかを探る実験。プロジェクトの目的は以下の3つ。

1. “お金はそもそも必要か”
 必要なものを労働やモノと交換し生活することで、お金を使わなくても生活できるか実験し、新しいライフスタイルを模索する。


2. “お金はどれくらい必要か”
 その実験を通して、お金がないとできないこと、うまれる問題や困難、面倒くささを知り、お金にどれくらい依存しているのかを計る。


3. “お金のかわりになにを選ぶのか”
 そしてお金がないからうまれるものはあるのか、あるとしたら一体それは何なのかを探す。


いろいろゼロにしていこう。お金も生産も、そのせいでうまれる無駄も、わかんない、イロイロ。
まだまだ手探りだけど、よろしくお願いします。

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