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心の話をしましょう、(そして、とうとうお金を使った話も。)

5月の初め、いきなりメンタルが機能不全になった。涙が止まらない、動けない、そんな日が続いた。いわゆる五月病?暖かくなって部屋に大量繁殖した虫を殺しまくったせい?そして今日、新神戸駅の近くの精神科に行って、とうとうお金をつかってしまった。初診2,300円、そしてお薬690円。0円生活を終わって初めてお金を使うとき、何に使うだろうといろいろと想像を巡らせていけど、まさかこんな使い方をするなんて。

病んでいる間、この0円生活と自分の精神衛生を思い返していた。もしもこの生活のせいで病んでしまったのだとしたら、もう自分が情けなくてツラすぎる。物質的な充足感がないと精神に異常をきたすなんて、まるで資本主義社会の申し子みたいじゃないか、けしからん。と思っていた。Z世代のスラングで言うところの“material gurl”(ブランド品ばかり身につける女子を皮肉って呼ぶ言葉)じゃんか、と思って恐れおののいてしまった。

でも自分の正直な声に耳を傾けてみたところ、この約1年間、今まで味わったのとは違うストレスもあった。ほしいものを買えない、行きたいイベントに行けない、それどころか行きたい場所に行くのに一苦労(歩いたり、自転車漕いだり、ヒッチハイクしたり)。もちろん、チャンスが減った分一つひとつのちょっとした出来事に気持ちが注がれて、人生は変わらずわくわくしてた。これは本当のこと。ただ楽しいと同時に同じくらいストレスフルになることもあって、自分のしたいことを押し殺してまでしなくてもよかったのかもしれない。

あと0円生活を始めるまで、お金を稼がなきゃいけないことが、過労死とかオーバーワークの原因だと思っていた。でもアルバイトをいくつも掛け持って働きまくると、お金が原因じゃない、ぜんぜんない、と思った。お金を介さなければ、生活に必要な分だけ働くから働きすぎることはない。そう思っていたけど、お金を介さなくても働きすぎる。これはアルバイトとか雇用とか、そういった諸々の社会のシステムがそうさせている気がする。

ということで、病院に行き、先生に処方箋ももらって生きてます。はじめての精神科は不思議な体験だった。そして部屋に引きこもってる間、働くことは一旦忘れよう、と言ってくれた西村組の西村さんミヤコさんにはほんとうに感謝。他にも話を聴いてくれた方々にも感謝!感謝感謝。そして、もっと世の中が、身体的な悩みももちろんのこと、精神的な悩みももっとオープンに話せる場所になればいいと思う。自分は弱い人間なんだと認めるのが私にとってはすごく難しかった。それは0円生活をしているから、それを認めることで「お金がないとメンタルが弱くなる」って宣言するみたいで嫌だったんだと思う。そんな気持ちもばあっと言ってしまえるヒトになりたいし、言えるような社会になったらいいなあと思う。これはあまりお金と関係ないこと、0円生活の外側で思ったこと。

まだ回復には時間かかりそうですが、0円生活はもうちょっとルールを緩めて7月まで続けます!どうぞよろしくお願いします〜。モモコ。


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