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【衣食住の住】0円生活者の家について

ちょっとずつ、0円生活の実態についてご紹介。第一回目は、衣食住の住。

神戸で0円生活をするにあたって、私ワタナベモモコが当たった先は、西村組。「西村さんなら0円生活に協力してくれそう」と知り合いが紹介してくれた。(西村さんについて、西村組について、紹介するのが難しいので詳しくはウェブサイトをご覧ください。スンマセン)

「家賃の分働くので、家に住まわせてもらえますか?」

足にサンダルをひっかけてこんがりと日焼けし、脳天のちょんまげと坊主の組み合わさった性別特定不可能な私の登場にもかかわらず、願いはすんなりと受け入れられた。感動!このゼロ計画、幸先がいいぞ、しめしめ!と、私はほくそ笑んだ。敷金として、知り合いがくれたタイ産の熱伝導がめちゃくちゃいいカップを献上した。

そうして2日後の8月4日に入居したのは、南国の風心地よいシェアハウス。そこには約4か月住んだ。その後、西村さんから「0円ハウスをしてみないか」という言葉を受け、今はそこから少し離れたところに住んでいる。0円ハウス(=自分の部屋)には「北極点」と名付けた。

まとめると、

家賃・光熱費:週2~3日、西村組でアルバイト。作業内容は空き家の改装の手伝い、掃除片付け、現場メシ作り

生活消耗品(トイレットペーパー、石鹸、洗剤、掃除道具など):シェアハウスの管理人として掃除片付け、その他もろもろをする

という感じ。でもそれだけじゃなくて、シェアキッチンの食材使っていいよーと言ってもらったり、現場メシで余ったら晩ご飯に食べさせてもらったりと、お世話になっています、(この場を借りて、)ありがとうございます。

実は最初のシェアハウスにいたころ、他の入居者の方はお金で、自分は家賃を労働で交換していることに恐縮していた気もちがあった。でも今考えるに、都市の中で0円生活するならシェアハウスはかなり賢い手かもしれない。なぜなら「管理人」というシステムがあるから。

でもそうなんです、いい点に気づきましたね、アナタ賢い。協力してくれる人によって、まちによって、たぶん0円生活って変わってくる。もしかするとシェアハウスがベストアンサーじゃない0円生活もあるのかも?お金を持てば通せる自分のこだわりや好みが、この生活では通せない。でもそれは必ずしもマイナスなことでなくて、その場所と人にパンツ一丁で入っていくチャンスともなりえる。

モモコワタナベ、そんなことを考えています。

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