インデックス投資をしよう
初っ端から次回予告になるが「本当にヤバイ暴落は不動産バブル崩壊」を更新しようと思う。
本当は暴落について語りたかったのだが、久々の更新で長文になる気がしたので、リハビリがてらに過去記事「これから投資を始める人に向けて」や「堅実な投資を始めて、継続するべき」の補足する事にした。箸休め程度の記事だと思って欲しい。
では結論から言おう。
S&P500インデックスか、全世界分散型インデックスを毎月30000~50000円積み立てておけば老後2000万不足問題は高確率で解決する。
まずはこちらの画像を見て欲しい。
S&P500インデックスの過去150年チャートだ。平均的な年利は+6.8%といわれている。
この後、S&P500は2020年2月3月にあったコロナショックを受けて、約2100ポイントまで暴落した。しかし今では約4200ポイント(2021年5月時点)までV字回復している。
結局、今までの暴落は全てバーゲンセールだった、といえる。
そしてこちらの画像を見て欲しい。
金融庁のホームページにある資産運用シミュレーションだ。これによると毎月50000円を20年間、年利5%で積み立てた場合、積立総額は1200万円なのだが、利益を合わせると2055万円にも膨らむ。
もちろん短期的には株価は上がったり下がったりするものだが、基本的には下落局面よりも上昇局面の方が長いので、利益は次第に複利効果を生み出し、長期的に見ると雪だるま式に増えていく。
次の画像も見て欲しい。
こちらの場合は毎月30000円を積み立てたパターンだ。その代わりさっきの画像に比べると10年長く積み立てている。見るとこちらの方が利益率が高まっているのが分かるだろう。27年目になると積立額972万円に対して、利益が+1077万円と、元の2倍以上に増えているのが分かる。
これが複利の威力だ。時間を味方につけるという事がこれほどの利になる。
繰り返すが、毎月30000円~50000円を20~30年間、年利5%以上のインデックスに積み立てるだけで、豊かな老後が訪れる確率は非常に高い。
多くの人が不安に思う年金も「自分で資産形成出来てるし、ついでに貰えたらラッキー」程度に思っていれば良い。
前々回に引用した画像の通りだ。
優良なインデックスを長期で握りしめておくことが、理(利)に適った資産形成である。株価が上がろうが下がろうが毎月、愚直に積み立てていけば報われる確率が非常に高い。
個人的にお勧めしたいのは全世界分散型インデックスの方だ。
S&P500インデックスより幅広く分散が効いてて変動率が抑えられている。つまり、内容が多様化されているため価格が安定しやすい。全世界は常に経済成長し続けているので、ただそれに乗っかるだけ、という発想だ。
ちなみに全世界の平均年利は+4~5%とS&P500には少し劣るが、上に書いた通り、変動率が抑えられている分、メンタル的にも負荷が掛からない投資といえる。
つまり、俺たちは投資の世界で勝負しようと構えなくて良い。
老後に豊かになればそれで良いのだ。
「〇〇歳までにアーリーリタイアしたい!」も良いと思うが、結果的に思ってたより早くにお金が増えたからアーリーリタイアしよう、くらいで良いと思う。
むしろ速攻でお金持ちになろうと狙いすぎる人ほど、リスクの高いギャンブル的な投資に手を出して、お金を溶かして「嗚呼、余計な事をした……」と後悔し嘆いている。
誰もが現役から退く時がくる。
人生100年時代。その後の人生は長い。
その長い余暇を豊かに過ごせるなら、現役時代は山あり谷ありの人生を楽しんだ方が良いだろう。投資はその後を補助するもの程度に思えば良い。
最後に俺の好きな言葉を送ろう。
「―――良い投資とは退屈なものだ」
まだ慣れていない部分もありますが、サクッと読める記事を目指します。