#30-2 Iとyouの、コトバノチガイ
こんにちは、のぶです!また間が空いてしまいましたが書いていきます。10冊目の4つ目の気づきなので、30-2としました(そのまま連番にするとずれるので)
現在紹介している本はこちら↓
長かった10冊目も最後の気づきです。今回はこちら↓
人間は、ことばの「意味」に反応する
これを聞いて思い出したのがソシュールの言語論です。高校生の時に現代文で読んだ話で、簡単にいうと言葉の意味は人間が勝手に決めてる、という考え方です。
例えばこれ、なんて呼びますか?
多分、3種類くらい呼び方があると思います。
ちなみに僕は「今川焼」です。でも、なぜそう呼んでいるのでしょうか?
答えは簡単で、自分の周囲の人がそう呼んでいるから。周りが「大判焼」だとか「回転焼」と呼ぶからそう呼んでいるのです。つまり、あるものの名前は人によって決められています。
極端な話、これを「カレーライス」と呼ぶ人がある地域に一定数いれば、「この地域ではこれのことをカレーライスとよぶんじゃよ」のようなよくわからない地域ルール?ができあがります。
難しい言葉で言えば、人間は言葉の意味を恣意的に決めているというわけです。
話を戻します。人間は言葉そのものではなくて、言葉の意味に注目するのです。そこで今回ののぶ's ideaです。
こちら!↓
Iとyouの、コトバノチガイ
この時、3つのポイントがあります。
①相手の言葉の意味が、自分と異なる可能性がある
よくいじられるのを真に受ける人、いますよね。(自分もそうです) でも、いじっている人は本当にいじられる人が嫌いな訳ではないでしょう。むしろ楽しんでいる節もあります。
「お前馬鹿だな〜、自惚れんなよ」という言葉は本当にあなたが愚かで、調子に乗っているわけではない場合もあり、単に一つの相槌として、発しているかもしれません。相手が発している言葉は、自分が考えている意図とは別の意図で発せられているのかもしれません。
②相手の言葉の意図と、自分の解釈の意図が一致した時、心地よさを感じる。
①から、相手の言葉の意図が思い通りに自分に伝わる時、とてもスムーズに会話が成立します。また、その意図を汲み取って相手に返答するとなお滑らかに会話のキャッチボールを行えます。
上司との会話を例に挙げます。「〇〇の件、どうなってる?」と聞かれた時の上司の意図は「〇〇の件の進捗」であり、「現在の進捗状況に至った過程」を聞いているのではないです。だから、「実は取引先からこう言われたのですが、自分は××と思ったので△△したところ…」のように過程を返答すると上司は苛立つのです。
もっと細かく分析すると、「どうなってる?」という言葉に込めた意図が、上司は「進捗状況」であり、部下は「現在に至る過程」だったためこうなるのです。
そのため、部下が上司の意図を汲み取って「まだ□□の状態です」と返すか、上司が「〇〇の件、既に解決してる?」と「どうなってる?」の解釈に取り違いが起きないように聞くことでスムーズに会話が運びます。
③相手と自分の言葉に込めた意図は異なることを念頭に置く。
以上から、会話する際は常に、相手の言葉の意図を読み取ることが大切です。そして、相手の意図したものを返答するようにするとどんな状況でもスムーズに会話が進むのではないでしょうか。
もっというと、その意図する方法こそが気遣い力だったり、コミュ力のような様々な方式で具体化されていて、世にある会話術の本を辿ると大元はこの考えに行き着くのではないか、と考えてます。
つまりこのブログで目標とする、「一般化」の一つの終点だと思います。やったね!
今日は以上です。書いてたら上手くまとめられました。この先も会話術系の本は山ほど出てきますが、根底にあるのはこの考え方だと思います。
ちなみに、気遣いをしすぎると逆に苦しくなるので難しいところ。自分の軸を持ちつつ相手のことを考えるのは至難の業です。だからこれをできるようになるような気づきを見つけるのが、ひとつの目標です。
次回から11冊目です。
ありがとうございます!
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