核心を突かれたカルーソ(hit the nail on the head)

こんにちは。Maruです。

今回もJJレディックのポッドキャスト第84回から、アレックス・カルーソの発言を取り上げて紹介したいと思います。

ピックアップした英語は"hit the nail on the head"というイディオムです。直訳では「頭に釘を打つ」という意味になりますが、「核心を付く」「図星を指す」という意味で使われます。

ブルズに移籍する際の交渉にて、チームの関係者が考えているカルーソという選手、そして期待しているプレースタイルやチームへの貢献などが、カルーソの考えているものとピタリと一致していたということを言う際に、この"hit the nail on the head"というイディオムを使っています。カルーソからしてみたら、ブルズの首脳陣が自分をしっかりと見てくれていたことが嬉しかったようです。尚、ブルズからオファーがあったときは、レイカーズへの復帰も視野に入れていたようですが、同じようなオファーは貰えず、ブルズで選手として新しいチャプターを始めることを決断したと言っています。

移籍の要因として他にはチーム内での責任(accountability)のことを挙げていますが、この言葉は頻出バスケ用語の1つですので、別の記事で紹介したいと思います。

”hit the nail on the head”というイディオムは、今回の例の場合はポジティブな意味合いで使われていますが、Longman Advanced American Dictionaryには "used to say that what some has said exactly right"としか書かれていないため、特に善し悪しの意味は含まれていないようです。単純に「誰かが言ったことが対象の核心をついており、上手いこと言い当てている」という意味を持ったイディオムということでしょうか。

バスケにおいて、特にコーチやポイントガード、プロの世界ではGMなどのチームマネジメントにおいて重要な役割と責任を引き受けている者にとっては、今回のカルーソの件のように"hit the nail on the head"されたと思わせるくらい、選手のことを理解している必要があるかもしれません。普段の人間関係においても、「自分のことを理解してくれているな」と感じる瞬間があると思います。そんなときに、このイディオムを思い出してみてはどうでしょうか。相手が英語圏の人であるならば、"You hit the nail on my head!!"と伝えてみるのもいいと思います。

See ya soon!!






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