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なぜサンタクロースの設定が家庭レベルでそれぞれで違うのか?

   注意!!
【PG12 】子供のみんなは読まないで!!
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プレゼントにどんなものをお願いしようか、、
こども達はワクワク、考えるのも楽しかったのかなぁ?
そしていよいよ結果発表の日は明日の朝。

サンタの正体を知って大人の世界を少し垣間見た様な気になったり、夢から覚めてしまった様な、なんとなく感傷的な気持ちになったりする子もいるだろう。
そういうところも含めて色々と思い出に残るイベント。

大人としては我が子に対しサンタにお願いするものを早めに決めて欲しいと思っている。
何にするか早めに決めてくれないと、その子たちが一生懸命悩んで一つに絞った今一番欲しいと思う物を調達できるかわからない。
子どもの喜ぶ顔見たさに、その為にはできるだけ早く何にしたのか知る必要がある。
親側としては、心の中では

「何に決めたのか?」

毎日問い質したい様な気持ちが沸き、焦りつつもあまりしつこくこの話題にすることを恐れる。

こどもに疑問にもたれたらいけない。
大人としては一年でも長くこの楽しみを味わいたいと思っているのではないだろうか?

この楽しみには終わりがある。
子供たちはある時、突然気づいてしまうから。


そこでふと思う。

なぜ気づかれてしまうのだろうか?
なぜ子どもたちはサンタクロースという夢から覚めてしまうのだろうか?

ちょっと考えてみても様々な原因が考えられる。

トナカイに乗って空を飛んでくるだとか、、、

「煙突」って!!?
この日本の住宅事情から考えるに、見つける方が難しい煙突から入ってくるのだとか、、、

最新のおもちゃをどうやってたくさん手に入れられるのだろうかとか、、、

サンタは一人しかいない(っぽい設定な)のに、なぜ世界中を一晩で回れるのだろうか、、とか?


子供たちは聡明だ。
ふとした瞬間に大人が困惑する様な質問を投げかけてくる。

それに対して大人は必死になって言い訳を考える。
そうやって長い時間をかけて色々とサンタの設定を構築していったに違いない。

先代から、いやもっと前だろう。(といっても100年前にはなかったかもしれない)
親に言われた設定をそのまま自分の子供に伝える。
自分が子供の時におかしいと思ったところについては自分なりの答えができているから、それも自分の子供は踏襲していく。
長い事続いている伝統ある老舗鰻屋の秘伝のタレの様にあとからあとから付け足されて今の様な設定に落ち着いているのだと思う。

それは素晴らしいことなのだが、それによって各家庭ごとに微妙に違う設定が出来てしまうのもあるだろう。
友達のサンタと自分の知っているサンタが違うのだ。

段々とサンタの疑問が湧いてくる。
そしてある時、気づいてしまうのだ。

悪いことではないのだけど、大人としては出来るだけ長いこと続けたい。
ならばサンタに対する設定を定義を、共有すれば看破されることが防げるのではないか?
「うちの子がこんな質問してきました!」などと最新のサンタに対する問い合わせが発生するたび、様々なケーススタディからその答えを出しデータベース化して世界中の大人たちでサンタというものを共有するのだ。
各家庭で微妙に違うサンタの設定から子供の中で持ち上がってくる疑問を防ぐのだ。

子供たちよ、大人の叡智を舐めるんじゃないぞと言わんばかりの鉄壁のサンタデータベースの構築だ。

そうすれば、どこの家も設定が一緒になる。
そうすれば、気づかれずに済むかもしれない。

世界中のみんながある事柄について同じ設定を共有するだなんて、ものすごいプロジェクトになるだろうなぁ。
地球は丸いとか、物体は下に落ちるとかそういった共通の感覚にサンタを組み込んでしまったら子供たちはもっと長いこと夢をみられるかもしれない。

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