終活ブームに潜む危険・お墓も個人墓の時代へ お墓編その37
石材業界の新たな戦略。
ここ10年特に増えているのが、個人単位での埋葬を行う永代供養墓や樹木葬(特段定義はない)などが登場しております。
筆者が、業界にいた頃これら「お墓」をつくるのは、単なる集客のためで、1霊30万円と吹っ掛けて、1㎡4霊程度入る「お墓」を120万円程度で売るための販売商材でした。
※通常の「お墓」は管理費は入るし石材店の儲けが全然違います。
今は、それら自体から利益を出そうとして7回忌で7年永代とか本当に永代供養なのか?と思わされる個人墓も登場してます。
単純に、空き区画の回転数をあげれば利益が出るというだけで、保管期間に意味はありません。
これが、13年でも大して変わりません。
結局、最期には合祀(他の遺骨と一緒)にしてしまうのです。
お寺の檀家にならず「お墓」が建てられる形態、民間霊園が出来たのも昭和の中頃と比較的新しいものです。
いま、寺院墓地が離檀が組み合わさり問題化してますが、民間霊園や個人墓にどんな問題が起きるか?誰も未だに判りません。
お墓の形態や種類に拘るより、先ずは今を大事にしましょう。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。
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