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8. 神との対話【解説】P20 うまく神さまとコミュニケーションをとるには

このページでニールさんは、
「なぜキリストのような人たちが、他の人たちよりもうまく神さまとコミュニケーションがとれたのですか?」と、神に聞いています。

神さまの答えとして、幾つかのポイントがあげられていました。

1.ほんとうに耳を傾けようという意志を持っていた。

2.恐ろしく感じても、心を開いた。

3.間違っているように感じても、心を開き続けた。

私たちが神さまとコミュニケーションをとろうとするとき、
1番の「聞く意志をもつこと」は多くの人が出来ることでしょう。

でも、恐ろしかったり、何か間違っているのでは?と感じたとき、
それでも神からのコミュニケーションを信頼して耳を傾け、目を凝らし続けることは
簡単ではないことと思えます。
また、コミュニケーションによって理解した行くべき方向に向けて、
発言をしたり行動を起こしたりすることも
大変難しいと感じて「今はやめておこう」と保留にしてしまうことが多いのではないでしょうか。

間違っているとおもうときには、とくに耳を傾けるべきだ。

神との対話1 P20

前進するには、「わたしが『間違っている』と思っていたすべてがほんとうは『正しい』としたら、どうだろう?」
と、自分に問うしかない。

神との対話1 P20

私たちは、多くの間違った常識をもっている可能性があります。

たとえば誠実さとは何かを考えたとき、「嫌いでも、契りを交わした相手に尽くし続ける」ことが本当に正しく、誠実と言えるのでしょうか?
このような質問への答えは、人によって違ってきます。
答えを出そうとしている人の元々もっている性格や考え方、今の状況によって、出す答えは変わるのです。
そもそも、本当に嫌いなのか? 契りとは何か? というところも精査しなければなりません。

それなのに一般的な常識を取り入れ、たとえ嫌いな人だとしても黙って自分の力を貸すことが
美徳であり、誠実さでもあると簡単に答えを出して、そのために長年苦しんでいる人もいます。

そうしておけば世間体にも響かないので、自分が安全だと思い込み、
自分を押し殺した我慢を重ね続けてしまうのです。

また、私たちが正しいと思うことは、ただ自分が同意したことにすぎないと、神さまが言われています。
同意できないこと、理解できないことは、はじめのうちは「間違っている」と感じるのだそうです。

私たち人間は、どのように記憶力や思考力の優れた人であっても、まだまだ理解できないことが数多くあるはずです。
「それは間違っている」と決めつけ、拒否や拒絶をすることなく、
目についた言葉、気になるメッセージ、なぜか「こっちの方が良いかも?」と心に残る選択肢にも
心を開きつづけていきたいと、私自身も考えています。
きっとそれを、謙虚さと呼ぶのでしょう。

うまく神さまとコミュニケーションをとるには、
自分のもっている知識や常識の範囲を超える「ひらめき」や「メッセージ」を
受け入れられる寛容さや、怖さを越える勇気が必要です。

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