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旅の先




終わらせるために旅をしている

遠く故郷をあとにして

生まれた街にとどまれば
僕らは年をとらず 決して死ぬこともない
別れは訪れず 変わりゆく悲しみも無い
永遠に同じ太陽が 昇り 沈み
たまに雨が少し降るだけ
平坦な人生
どこまでも平坦な

歩くことを選ぼうか
一日も休まずに
できるだけ遠くへと
生まれた土地から
遥か
巡り会う人々と離れ
歩みを緩めずに

泥だらけに這い、滑落し、また登り
手と足を傷だらけにして探す
新たな地を
物事が変わり 別れがあり
いずれ僕らが年を重ね
死を賜るための地を

見出したその場所にいつか僕らは
小さな家を建てるだろう
そこで僕らは老いて朽ち果てる
僕らの子供たちを
野へ送り出したのちに





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