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「mm(ミリ)」のシーン別提案法&おすすめ法、教えます

テイストが異なるサロンの女性美容師が集まって開発されたケアスタイリングブランド「mm(ミリ)」。今回は開発メンバーの1人である小池 茜さん(MINX銀座店)に、8アイテムをどうおすすめし分けているか、どんなタイミングで「mm(ミリ)」の話をするか、そしてMINXで女性として初めて店舗の代表となった今の気持ちを伺いました。

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――8アイテムを、どうおすすめし分けていますか。

「mm(ミリ)」はまず、パッケージが可愛い、おしゃれ、と感じる方が多く、どんな女性にもどんなサロンインテリアにもなじんでくれるので、とてもおすすめしやすいです。「mm(ミリ)」はシーンごとに提案できるアイテムが揃っているので、私はスタイリングによって色々と提案し分けています。「今のヘアスタイルならオイルですね」「今の季節ならクリームがいいと思います」「パーマをかけたらワックスフォームもいいですね」「クセを生かすのならトリートメントフォームにしましょう」など、お客様のヘアスタイルの違いによって使い分けられますし、お客様もデザインの違いを楽しめると思います。

――どのタイミングでおすすめしていますか。

仕上げの時が多いですが、カウンセリングやカットをしている時に髪の悩みを相談された時にも「mm(ミリ)」の話をしたりします。たとえば「表面のツヤが出づらくて…。どんな物を使ったらいいんですか?」と聞かれ、その方が硬毛の方だったので「バターって使ったことはありますか?」とお聞きする流れで「mm(ミリ)」のバターをおすすめし、ご購入いただいたことがあります。さりげなくお客様のお悩みを聞き出しながら、自然な流れでおすすめするとよいと思います。

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――いちばん売れているのは何ですか。

バターです。髪が柔らかい方にはクリームバターのほうが人気があります。私的にはクリームがイチオシです!クリームで手になじませられる物は他にあまりないですし、髪がしなやかになってツヤも出るので硬毛の方には特におすすめです。オイルとバターなど、複数お持ちのお客様もたくさんいます。

――ミリ活に講師として参加したご感想を教えてください。

おしゃれな(開催地の)広島エリアの美容師さんに会うことができ、色々な意見交換をして交流できたことがとても楽しかったです。美容師同士、同じだと思うことや違いを感じることがあったり、美容師としての考え方や在り方を改めて考える場になりました。「mm(ミリ)」を通してたくさんの美容師さんに会い、勉強できたことは本当によい経験になりました。

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――開発に携わってみて、どんなことを感じましたか。

1つの商品を作ることはこんなに大変なのだと痛感しましたね。普段はサロンに新しい商品が届くと、商品の説明を聞き、ひと通り知識は頭に入るのですが、「mm(ミリ)」は中に入っている成分すべてをしっかり理解しているので、やはり愛着が湧きます。他の商品もきっと様々な苦労があって完成したのだなと思うようになり、1つひとつの商品について、もっと知識を深めたい、「知ってあげたい」と思いました。商品を知れば知るほどお客様により合う物をおすすめできるので、もっと自分自身、勉強しないといけないなと思いました。

――”香り番長”と伺っています(笑)

そうなんですよ、香りにうるさかった…と思います(笑)。香りって重要じゃないですか?香りが記憶に残る、脳に働きかけると言われているように、香りがいいとそれだけでもいい商品だなと思うこともあると思うんです。小さなお子さんがいるお客様には、香りがきついと子どもが気にするので、やさしい香りの「mm(ミリ)」は本当に好評です。洗わずにそのまま手になじませてもいい香りなので、その点もご好評をいただいています。特にオイルのジャスミン系の香りは大人気です。

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――他サロンの女性美容師さんと一緒に開発に携わったのはいかがでしたか。

長い期間でしたが、完成してみるとあっという間でしたね。大変というより楽しかったです。4人ともみな、ブランディングもお客様層も働いている場所も違うので、必要としている物も違うわけです。4人の意見を無理にすり合わせなかったからこそ、8アイテムになったのだと思いますし、逆に言えばそれくらい、お客様の求めている物は多岐にわたっているのではないでしょうか。髪質もテイストも、その人が置かれている環境も1人ひとり違うので、1つの商品が全員にヒットするかといったらそうではない――そこを考えました。

――小池さんがMINX銀座店代表になって1年が経ちました。大変だなと思うことはありませんか。

大変というよりは、思ったことを色々と言わせていただいています。時には男性幹部が言いづらそうなことをさらっと言っていることも(笑)。MINXは現在5店舗展開していて、そのうち女性の代表は私だけですが、自分が女性だから…と意識することは正直ないですね。あまり考え方が女性っぽくないのかもしれません。でも女性だからこそ気をつけているのは、女性スタッフの気持ちを汲み、女性はこういうことを思っているんですよということを意見としてしっかり言えるような、男性と女性の橋渡しをするような役割ができたらいいなと思っています。

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――銀座店代表になって、変わったことはありますか。

代表になってからというより役職についてからは、身の引き締まる思いといいますか、自分の私生活をきちんとしなければいけないなと感じています。サロンにいる時だけでなく、すべての面できちんとしていないと、それがお客様にも伝わってしまいます。また、もし私が何かミスをしたら、それがお店のブランドに関わることになってしまうと思うんです。なので、これまで以上にしっかりしなければという気持ちが強いです。

――MINXは銀座エリアに3店舗(銀座店、銀座2丁目店、銀座5丁目店)ありますが、銀座店代表としてどう、すみ分けていきたいですか。

銀座2丁目店は銀座店よりちょっとカジュアル、銀座5丁目店は新橋寄りになることもあってお客様層が若干異なり、年齢層もやや高めになります。3店舗のうちいちばんカッチリしているのが銀座店です。各店舗の考えで作品撮りをしていくので、銀座店らしい色を打ち出していけたらいいなと思っています。

ロングヘアが美しい小池さん。オイルモイストとバターを混ぜるのがお気に入りで、1日中潤いをキープしていますとお話されていましたが、実はヘアドネーションのために髪を伸ばしているのだそう。「mm(ミリ)」の新アイテムが仲間入りする頃には、短くなっているかも…ですね!

ライター 森永泰恵

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