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理想を言おうよ今だからこそ

理想を言おうよ今だからこそ  by.KREVA 

世間の情勢としては「理想」なんて語ってる場合じゃないかもしれない。

でも、そんな中でも人は希望や理想を持つ生き物でありたい。


冒頭のKREVAの歌詞は、まさに「今だからこそ」掲げるべき旗だと思う。

良い1年だった。

この状況で言うのも勇気がいりますが、僕の個人的な感情としてはこの1年は非常に良かったと思っています。
(もちろんこんな事態じゃないあり方で良い1年になるのがベストですが)

それはあくまで自分や家族、友達が健康でいてくれているからこそで、ありがたいことだとひしひしと感じています。

自分の状況としては
・SOMEROの始動
・読書ブログ「あすよみ!」の認知度アップ
・本業での役職や新たな案件の獲得
・遠距離恋愛の終了(いい意味での)
など明るい事件が多かったです。

身内の不幸や本業のトラブルなど暗いニュースもありますが、それでもトータルでは「良かった」と思います。

「いっぱいやってんのか知らんけど結果出てんのかよオイコラ」と言われると即座に謝罪を行う所存ですが、ひとまず行動の数としては褒めてあげたいです。ひとまずね。

試行回数が多かったこの1年間、それはどうしてなのか。

その要因は3つだと考えています。

1.行動を伴うバカな話ができる友人がいた
2.〆切が多かった
3.「理想を追う」マインドが強かった

1.行動を伴うバカな話ができる友人がいた

1番はこれですね。とにかく共に行動してくれる人がいたのが大きかったです。

馬鹿な話から真剣な話まで、同じぐらいの熱量を持つ人がいると加速度的に話が進みます。

特に相手が僕よりも手が早いので、僕が及び腰になることも「早くやろうよ」と勝手に進めてくれるのがありがたい(ときに迷惑な)のです。

学生時代から、色んなことに挑戦しては何度も敗北を味わいました。時にはうまくいったこともありますが、トータルで見ると大損です。

それでもやめない、やめれない何かがあるのだと僕は信じています。

僕たちはこれを「諦めないやつ大会の決勝戦」と呼んでいます。
馬鹿な挑戦ばかりだとは自覚しています。

それでも追いかけるのが男のロマンだし、一人だとできないことに挑戦できているのだから幸せです。

来年はもう少し深く、そして明るい話をお届けできるように、突き進んでいきたいです。


2.〆切が多かった

たとえどれだけ楽しいバカ話やうまい話をしても、それが現実にならなければ何の意味もありません。

ただの楽しかった時間で終わり、誰かにその思いが届くこともない。

そう、そんなバカ話を一定の形に仕上げてくれるのが「〆切」なのです。

僕たちが運営している「SOMERO」では毎週1記事を公開することを1つの指標にしていました。
(最近は少し方針を変えていますが)

メンバーがそれぞれ「サラバ、退屈(SOMEROのキャッチフレーズ)」できるような企画に取り組んだ結果が、毎週の記事に現れます。

もちろんうまく行かないこともありますが、それでもこの1年間、ほぼ毎週記事を届けることができたのはひとえに「〆切」の存在でした。

正直憎くてたまらない野郎ですが、彼(彼女?)がいるからこそ世界は動いているのだと痛感しました。
(そして何よりその〆切を管理してくれるスーパーメンバーには本当に頭が上がりません)

来年、新しい取り組みを始める皆さん、〆切の設定をお忘れなく。


3.「理想を追う」マインドが強くなった

最後はマインド面、これが自分の根幹を強くしてくれましたと思います。

上で書いていた通り、僕は「男のロマン」が大好きです。

ただ僕の言う「男のロマン」というのは高いものを買いたいとか海賊になりたいとかではなく、「理想を追い続ける」ことと言い換える事ができると思っています。

これまで「いつまで男のロマンを追ってるんだ」と言われるとぐうの音も出なかったのですが、最近では「理想を追い続けてるんだ」と言い換えることが出来るようになったので、一つ言い返すフレーズが増えました。


そもそもそうやって言い換える事ができたのが、冒頭にあるKREVAの歌詞でした。


人生の半分以上の年月をKREVAの曲を聴いて過ごしていますが、今年ほど彼が「希望」や「理想」について触れた年はないと思います。

KREVAさんの強みを自分が書くのも恐れ多いですが、下記の3つが強みだと思っています。

・シンプルな言葉でメッセージ性が強い
・何より聴き取りやすい
・立ち振る舞いからも力が伝わる

(トラックを作っているという強力な武器もありますが、ここでは言葉の強さを伝えたいので割愛…)

ラップも市民権を得てきたかと思いますがまだまだ合わない人もいるかと思います。

そんな人にはぜひKREVAを聴いてほしい。

正直KREVAが合わなければラップを無理して聴かないほうがいいと思うぐらいです。
(HIPHOPの中でも特にメジャーに関して。アングラにハマる人もいるでしょうが)

そんな彼が理想について語った歌詞の一つが冒頭に上げたものですが、他にもあるので紹介させてください。


タンポポ feat.ZORN/KREVA

何回だっているI Have a理想 何が悪りぃの?
純真無垢に走り出せ俺の理想 諦めることこそが骨折り損

「諦めることこそが骨折り損」って走ってる人にしか気づかないのでしょうね。
諦めの悪さかもしれないけど、何が悪りぃのってことですかね。

↓動画はこちら↓


RUN REMIX(feat.KREVA&VAVA)/tofubeats

これは短距離走なおかつ長距離走
辛い道なくすなよ希望と理想
ちゃんとしろ走れ その足で
誰かが囁いている苦しそう
でもまた加速してみせる不死鳥

辛い道であろうと何度でも立ち上がる不死鳥のように走り続ける姿勢。
何年も日本のHIPHOPシーンで頂点に君臨し続ける気迫を感じるリリック。

↓動画はこちら↓



夢追人 feat. KREVA/PUNPEE

MPC買ってから四半世紀
でもマインドはいまだに未完成品
追い続けてる本当に本当
ずっと生み続けている初期衝動

これだけの曲や実績を残しながらもまだ未完成であると言い切る力強さ。
自分なんかが「やりきった」なんて言うことがどれだけ甘いかを思い知ることが出来ます。

↓動画はこちら↓



まとめ 「理想を追い続けるチーム」が最強

今年自分が走り続けることができた理由を考えてみました。

そこには理想を追う気持ちから、それを実現してくれる友人や〆切を管理してくれる人の大切さがありました。

まとめると「理想を追う×チーム」が最強だと言うことですね。

一人の天才より、同じ思いを持ったチームのほうがきっと強いのです。
だからこそ会社は成り立つし、その結果として世界は良くなっていく。

個人個人が理想を持って追い続けることがまず最初に大事な要素。

そしてそれを拡大するには同じベクトルを持ったチームが必要。


というわけで僕はこれからも「理想を追い続ける」を免罪符に挑戦と挫折を繰り返していくと思います。


「諦めないやつ大会の決勝戦」を制して「諦めないやつ”ら”大会の決勝戦」を勝ち抜くまで。

いただきましたサポートは責任を持って最大限の楽しみ方をします。