あの頃

今宵も明かりのないリビングで
思い出と不意に出くわしやるせなさを背負い

アポトーシス/official髭男dism


深夜、真っ暗な部屋でふとカメラロールを見返す。

何をするにも可笑しくてたまらなかったあの頃を思い出す。


あの頃の自分は確かに無敵だった。

何も失ったことが無かった。


でも今はもうランドセルだって背負えないし
制服だって着れない。

もう二度と会えない人もいる。





やるせないな。

画面に向かって泣くことしかできない。



もう一度あの頃に戻りたい。



もしもう一度あの頃に戻れたら何をしようかな。

誰に何を伝えようかな。


どんなに願ったって叶わない事を考えてしまう夜。

思い出を胸に、また朝を迎えるのです。

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