【長島】・風の人・土の人・
こんにちは、本望りさです。
トップ画は肥薩おれんじ鉄道、薩摩川内~阿久根区間あたりだったかな。夕暮れどきに乗るのがおすすめです。
さてさて!
前回の記事から引き続き、各地域をまわって感じたことを投稿させてくださいませ。
▼前回投稿の記事
今回、南大隅の農家さん巡りをしましたが、梅木農機のりょうこさんにもお話しをお聞きする機会がありました。
彼女ご自身もIターン移住組で、からいも交流の受け入れをしたり、地域活性化のNPOの立ち上げに奮闘されているそう。小柄な身体に少女のようなきらっきらな目で、これから南大隅で活動したいことを楽しそうに語っていたのが印象的でした。
「地域にはね、風の人、土の人どちらもいなくちゃいけないよ」と、りょうこさんは教えてくれました。
地方創生においてよく言われていることのようですが、
土の人とは、その土地に根付く人
風の人とは、外から関わる人 のことです。
わたくし、2週間の鹿児島滞在で、土の人/風の人のさまざまな“共創”を見て感動しておりまして。
土の人があたたかい心で受け入れ、風の人があたらしい目で変革をおこしていること。互いの共創の中で、アートや思想や哲学や文化が生きているということ。ときには、土の人が風の人に、風の人が土の人になったりすること。何より、どちらも地域の“風土”をとても愛しているということ。
そんなことを肌感覚で感じられました。たいへん大きな収穫でした
とくにゲストハウスやホステル、コミュニティースペースなど、土の人/風の人が出逢う空間はなんともエキサイティングだと思います。
あたらしいことが起こる予感がしてきます!
阿久根で、とても素敵な地域のコミュニティスペースに案内していただきました。昔ながらの家屋の雰囲気を残しつつ古民家をリノベーションされて、地域の人や外の人が集まる&泊まれる場所に。ここ、土間が広いんですよー!!とても居心地よかったです!
▼より処きてん
そういえば、錦江町のじいちゃんちには、かつて広い土間がありました。
いつもだれかしらお客さんが訪れて、土間の長椅子に腰かけて、お茶とお菓子を食べながら、全くわからない鹿児島弁でじいちゃんと話している・・。
そんな「公」と「私」のあいだの「共空間」の光景が好きでした。
ざんねんながら今は土間はフローリングになっており、お客さんもあまり来なくなりました。
ところで長島未来企画では「あさひや」という民泊施設(秘密基地?)をつくるため、広ーい空き家をこれからリノベーションしていくそうです。N高生が宿泊できて田舎体験できるような場所、町民がふらっとあつまれる場所、駄菓子屋さんや食堂も併設etc...いろいろと構想中とのことです。
そうそう、土間も広めにつくるとのこと!楽しみです!
次回“長島町地域おこし隊員の一日”につづく。
文責:本望りさ@東京