MLMビジネスの中で扱ってはいけない商品とは?

前回の記事ではMLM業界は生き残る会社の確率が低い(5万社の中で30年生き残る会社は30社ほど)こと、そしてその会社をどのように選んだらいいのかという選択基準をお話しした。今日は会社選びという視点とは少し変えて、取扱製品についてお話ししたいと思う。

10年以上この業界で活動しているととても多くの他者?というか同業?のビジネスを目にしたり、聞いたりする機会がある。これからはやるビジネスは幹細胞だ!とかIPS細胞だ!とか合法のマリファナやCBDオイルなどなど・・・みんなこぞって「これから世界を変えるのは。。。」という謳い文句で人集めに躍起になっている。そして決まって彼らが口にするのは「携帯電話も昔は誰も流行るなんてわからない時から始めた人が今儲かってて」とか「ステーブジョブスもはじめは誰も理解されなかった商品を作ったから今のアップルがあるんだ」というような話をする。これはあらかじめ明確にしておきたいが、ほんの一部の一部の一握りの奇跡的な成功を収めたビジネスの裏には数多星の数ほどの失敗したビジネスがあるという世の中の真理を知っておいてほしい。1つの成功に対して数万、数十万以上のビジネスがダメになっている。なので一つの成功パターンを題材に一歩を踏み出そう!というようなトークを押しかけてくる人は大概、口だけのネットワーカーが多い。他のビジネスや他事業を行なっている成功している経営者なら当たり前のことだが、

①世の中である程度認知されてきつつあるビジネス
②その商品や製品、サービスの安全性がある程度確率されており、製品ライフサイクルが10年以上見込めるビジネス

に投資をして競合や業界1位を模倣するようにビジネスを展開する。決してオリジナルのアイディアや世界で誰もやったことのないビジネスモデルを取り掛かる経営者は得てして失敗確率のが多く、大概うまくいかない。

MLMも同じであることは明らかで、私たちは
・社会の中に生きている以上「社会学」の法則に則り
・経済社会の中で「経済学」の法則に則り
・経営者は「経営学」を学び
・数多ある業界の「業界学」の法則に則り成功を収めている。

なのでMLMは経営学の一つの業界にすぎず、経営学の上位概念である経済学の方程式の中で営みが行われ、それは社会学に内包される。つまり経済や経営の基礎基本からMLM業界も漏れずにしたがって活動していかないと続けていくことはできない。

とすると正しいMLM業界の始め方としては以下のプロセスを確認する必要が出てくる。

ステップ①
→業界最大手3社の扱っている製品を調べる
ステップ②
→業界トップ20社の売上高成長率を調べ「導入期」「成長期」「成熟期」に分類する
ステップ③
→導入期と成長期の会社での主力製品トップ3を調べる

この3ステップを行うことで今まさに結果が出ている会社の一番売れていてこれからも売れ行きが良さそう(ここはあくまでも予測でしかないが、確率的には一番高い)なものを自分のMLMビジネスのメイン商品として位置付けていくことがまずは大切なことになるだろう。
そしてその製品は下記の条件を満たすものでないといけない

①耐久消費財ではないもの
②消耗品であり、毎月購入があるもの
③口の中に入れるものである場合、made in USAであること

①の理由は明白で耐久消費財では毎月の購入がないので資産的な収入ではなく、販売という労働的な収益しか手に入らない。私の知り合いが昔ファックスのMLMをやり、組織全体で10万代ファックスを売ったと豪語していた。もちろん今いくらそのビジネスから収入があるんですか?と聞いたところ、ZERO!!
永遠の0と冗談をかましていたが、若い時代の貴重な努力が無駄になった彼を見ると本当にいたたまれない思いを感じた。その努力を情熱と時間を不動産にでも費やしていたら彼はきっと余裕でFIRAしていただろう。
②の理由は耐久消費財や機械物はイノベーションにより不要になるというリスクがとても多い。今下記の製品を使っている人がどれくらいいるだろう

目覚まし時計、ラジオ、メモ帳、手帳、ファックス、固定電話、アイポット、ウォークマン、ポケベル、公衆電話、ラジカセ、MDプレーヤー、レコード、テレビ、DVDプレーヤー、フイルムカメラ etc…

きっとほとんどがiphone のアプリに入ってしまっている。このように技術的イノベーションはどの産業にとって変えられるか本当に未知数だからだ。これは人類の能力が退化する以外にこのリスクを減らすことはできない。そしてもう薄々気が付いていると思うが、上記のハードディバイスは全てそれを扱うMLMが存在した。もちろんのこと全て今は会社ごとない。なので機械物、ハードディバイスを扱うことは積み重ならないビジネスを一生懸命にやることになるのでやめよう。
毎日消費して翌月ないし定期的に購入する商品を扱うように。
③そのような条件を満たす多くはサプリメントや化粧品が多い。その口の中に入れる商品は残念ながらアメリカのものでなければいけない。再三繰り返しになってしまうが、あくまでも確率論として何を選択するのが成功確率が高いか?という視点での話なので自分が惚れているサービスや商材を扱うことがいけないことでもよくないことでもないことを覚えておいてほしい。なぜアメリカ産なのかというのは日本人がベトナム産のサプリを飲まないように、口に入れるという信用、信頼が必要な商品に関しては、GDPと国のレベルが自国よりも高い物以外人は買わない。ということは世界最高のGDPであるアメリカ産のものが一番マーケットを大きく取れる可能性が高いということである。そしてことさらサプリメントは日本に比べてアメリカの方が産業としての歴史が長い。漢方などは無論東洋が歴史が長いが、サプリを初めて作ったのもアメリカ。カプセル化したのもアメリカ、サプリメントに関する法律を初めて作ったのも、製造工場の認証と検査を行うことを義務付けたもの全てアメリカである。なので日本人としては残念だがUSAのものを扱うことが理にかなっている。

このように数多ある会社の中から0.06%の確率で会社を選び、かつその会社が提供する製品の中から上記の条件に合致する製品とサービスを自分たちのチームでのメイン商材として扱うという大まかなガイドラインができて初めて論理的で実践的で高確率なMLMビジネスがスタートできる。

本当はもう一つ始める前にチェックしておかないといけない点があるのでそれを次回以降でお話ししようと思う。
みなさんのお陰様で記事を書き始めてから数名の悩める方からコメントやDMをいただきメッセージをやりとりさせていただいている。

時間の積み重ねが人生である。

どのようなビジネスに、活動に時間を費やすかで大きく道は開けるもの。努力する前に立ち止まり、本当に「生きていきたい未来が今の選択の先にあるのか?」を胸に手をあてて考えてほしい。それに答えを出せたらあとは成功は「自分次第」だ!

早く自分の能力や実力次第の環境を作れるように、良き選択をするお手伝いになれたら幸いです。

それでは今日も良い1日を!

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