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【CPBL】アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 大注目!チャイニーズ・タイペイ代表を紹介

 こんにちは、Let's5Gです!
本日は、MLBではなく16日から東京ドームで開催されるアジアプロ野球チャンピオンシップに関する特集記事です。

 2017年に始まったこの大会は、24歳以下または入団3年目以内の若手選手とオーバーエイジ3枠で構成された日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オーストラリアの各代表が東京ドームに集い、アジア№1を決める大会で、今回が2回目の開催となります。

未来のスター選手が集うこの大会は、各国の選手にとって自身をアピールする機会にもなり大変注目です。

今回は、日本の初戦の対戦相手であるチャイニーズ・タイペイ(台湾)の選手を紹介していこうと思います。

【台湾の野球事情】

 選手紹介の前に、今回の代表選手のほとんどが所属する台湾プロ野球(CPBL)について少しご紹介します。

台湾×野球選手と言えば、元日ハムの陽岱鋼をはじめ呉念庭(西武)、王拍融(日ハム※先日退団を発表)、宋家豪(楽天)などNPBで活躍する選手がいますが、彼らの出身地・台湾の野球事情はなかなか日本に情報が入ってこないです。

むしろ近年は、野球情報よりチアガールの情報ほうが見るかもしれないですね。笑

台湾プロ野球は、現在1リーグ5球団年間120試合を行っています。球団数が奇数とリーグ運営に不都合な球団数であることもあり来年から1球団増える予定です。

プレーオフも存在し、日本シリーズと同じように台湾シリーズで年間王者を決定します。今年は、味全ドラゴンズ24年ぶりに台湾シリーズを制しました。

現在、日本人選手の在籍はありませんがコーチ陣には元近鉄の高須洋介をはじめ多くの日本人コーチが日々台湾野球の最前線に立っています。

また、NPBにかつて在籍していた台湾人選手や外国人選手(元ヤクルト オンドルセク投手)も活躍しており、NPB好きの方は知っている選手が数名はいると思います。

台湾プロ野球の試合や球場の雰囲気など詳しくはまた後日書かせて頂こうと思うので、ぜひご覧ください。


【チャイニーズ・タイペイ(台湾)代表紹介】

CPBL.comより引用

 はじめにチャイニーズ・タイペイ(台湾)代表の首脳陣を少し紹介します。
監督は台湾人初のメジャーリーガー陳金鋒。コーチ陣には西武・オリックスで活躍した許銘傑(シュウ・ミンチェ)や阪神・ソフトバンクに在籍した蕭一傑(ショウ・イッケツ)など日本にゆかりのある方が務めています。

また、台湾プロ野球からチアリーダーの選抜チームと元レッドソックスでWBC台湾代表4番を務めた張育成が応援団として来日することが決まっています。
本場台湾の応援が東京ドームにやってくるのでこちらも非常に楽しみです。

CPBL.comより引用


続いて本大会注目の選手紹介です。

・曾峻岳

2001年11月7日(22歳) 174cm/68kg 右投右打
54試 2勝2敗 18セーブ 奪三振 防御率1.22 WHIP0.89

 日ハムが獲得調査していると噂の台湾No,1リリバー
最速157km/hのストレートが魅力の選手で、今季日ハムの稲葉篤紀GMが度々台湾の訪れ彼を視察していたことはよくニュースにもなっていました。
ルーキーイヤーの2021年から中継ぎとして素晴らしい成績を残し、先日国際FAを行使することが発表され、移籍先が大注目されています。

毎年投球回を上回る三振数を記録している高い奪三振能力も魅力で、登板があれば日本代表相手にどのようなピッチングを見せてくれるか楽しみです。


・古林睿煬

2000年6月12日(23歳) 184cm/81kg 右投右打
13試 5勝2敗 52奪三振 防御率1.80 WHIP0.89

  日本戦での先発が予想される台湾の「ガラスのエース」です。
平均球速は140km/h 後半ながらMAXは157km/h とポテンシャルの非常に高い選手ですがケガが多く規定投球回を達成した年はまだありません。
しかしながら、今季は規定投球回未到達なもののキャリアハイとなる防御率1.80&WHIP0.89を記録。安定感が増し、オールスターでも先発を任せられました。
日本打線に対しどのような投球を見せるか非常に楽しみです。


・岳政華

2001年1月29日(22歳) 176cm/85kg 左投左打
107試 115安打 9本塁打 53打点 10盗塁 打率.278 OPS.753

https://www.cpbl.com.tw/xmdoc/cont?sid=0N104830145519872105より引用

 台湾プロ野球が誇る、岳3兄弟の三男です。
岳政華の兄にあたる岳東華、岳少華を含め全員が現役で活躍しています。今年のオールスターは3兄弟そろっての選出。台湾プロ野球界で最も有名な3兄弟です。
日本でも兄弟での活躍はたまに聞きますが、3兄弟はなかなか聞かないですよね。

特徴としては、高い身体能力とパンチ力のある力強い打撃です。
中信ブラザーズでレギュラーとして活躍し、2020年の台湾シリーズではシリーズ最年少本塁打(19歳)を記録するなど、22歳にして台湾を代表する外野手に成長しています。


・陳傑憲

1994年1月7日(29歳) 173cm/73kg 右投左打
109試 127安打 4本塁打 49打点 10盗塁 打率.315 OPS.810

 

 オーバーエイジで選出された陳傑憲は今年のWBC台湾代表としても活躍した、イケメンスター選手です。

↑2020年台湾シリーズでのホームラン↑

 彼は高校3年間、岡山県の共生高校に野球留学し日本と大変縁の深い選手です。埼玉西武ライオンズの呉念庭とは1学年違いで高校ではチームメイトでした。
 
通算打率は.344を記録する打撃力をもちながら、今年はリーグ最多四球を選ぶなど優れた選球眼を持ち合わせた選手です。日本に馴染みがあり、代表最年長となるのでリーダー役として期待したいです。
 

・郭天信

2000年4月15日(23歳) 右投左打
119試 90安打 3本塁打 48打点 10盗塁 打率.247 OPS.611
 

https://udn.com/news/story/7001/7568743より引用

 若くして大活躍中の今年台湾シリーズを優勝した味全ドラゴンズのスター選手。
ルーキーイヤーの2021年から二年連続で打率3割&20盗塁を達成し、今季はやや成績を落としたものの3月のWBC、台湾シリーズにも出場したくさんの大舞台を経験しました。
23歳ながら国際経験・大舞台の経験豊富の郭天信に注目です。


【まとめ】

 ここまで台湾の注目選手を取り上げてきましたが、そのほかにも今季16HR&80打点で最多安打も獲得した劉基鴻。唯一NPBから選出された楽天ゴールデンイーグルスの王彦程などたくさんの注目選手がいます。将来NPBまたMLBで活躍する選手が出てくる可能性が十分あるチャイニーズ・タイペイ(台湾)代表から目が離せません!

最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは、今回はこのへんで。
#18

【参考文献】

https://www.cpbl.com.tw/




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