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【MLB】今季復活した7選手

みなさん、こんにちは。
MLB Highlights from Japanです。

今回は、この短縮シーズンに見事復活した選手を見ていきたいと思います。

YouTube にも動画が上がっていますので、よければ見ていってください。

では参りましょう。

1. Daniel Bard (RHP, Rockies)

 なんといっても今回の主役選手。
 
 2020年ナショナルリーグカムバック賞を受賞。
イップスに悩まされ、2013年以降メジャーのマウンドには立てていなかった。それに加え、2018年には引退を表明した。引退後はダイヤモンドバックスでメンタルトレーニングのスタッフになるなど、コーチとして生きていくはずだった。

 しかし2020年2月ロッキーズはBardとのマイナー契約を発表。そして7月25日遂にメジャーのマウンドに立ち、1、2塁のピンチを見事にレフトフライに打ち取った。その日は、最後にマウンドに立ってから実に2646日もあいていたが、最速99マイルを記録するなどして、そのまま白星をあげた。メジャーでの勝利は2979日ぶりだった。

2. Dylan Bundy (RHP, Angels)

 ボルティモアからアナハイムにトレード移籍したBundyだったが、これは彼にとっても球団にとっても良いものだった。再建中のチームだったとはいえ、正直パッとしない成績が続いていたが、エンゼルスにうつってその才能が開花した。

 エンゼルスではエースの活躍を見せ、奪三振率、与四球率、被本塁打率などは自己ベスト。最終的にサイ・ヤング賞投票では9位だった。彼はまだ28歳。過去10年ほどはあまり目立った成績を残せなかったが、ここに来て本来の力が出て来たようだ。来年の投球にも期待したい。

3. Carlos Carrasco (RHP, Indians)

 2019年7月6日に自身が白血病であることを公表。その後は治療を続けて、9月1日にメジャー復帰を遂げた。また、その年のアメリカンリーグカムバック賞を受賞。

 2020年、ERA+は自己ベストを更新し、2017年にサイ・ヤング賞投票4位の年を上回った。現在はトレードでメッツに移籍したが、deGromらと共に強力先発ローテを形成するだろう。

4. Edwin Diaz (RHP, Mets)

 2018年に防御率1.96、57セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。そのオフにトレードでメッツへ移籍。

 2019年はかなりの活躍が見込まれたが、防御率5.59、2勝7敗でメッツファンの気持ちを大きく裏切る結果となってしまった。そのせいで、2020年はあまり期待されないままシーズンが開幕したが、始まってみれば、防御率1.75、2勝1敗6セーブとチームを大きく支える存在となった。

5. Salvador Perez (C, Royals)

 28歳の2018年までに6回のオールスター選出をされている彼は、トミージョン手術を受けたため、2019年シーズンを全休した。

 それまで、大きな怪我をほとんどしてこなかったPerezは大きな問題が起こってしまうだろうと予想されていた。しかし2020年はその予想をいい意味で大きく裏切り、打率、OPSなどで実質自己ベストを出した。その結果もあり、2020年のアメリカンリーグカムバック賞を受賞した。

6. Jose Ramirez (3B, Indians)

 2019年は前半戦は大きなスランプとなり、後半戦は復調してきたものの、8月24日に骨折をし、手術を受けた。その1ヶ月後に復帰したが、彼にとっては物足りないシーズンとなった。

 本格的な復帰シーズンとなった2020年は、序盤から好調を続け、OPS.993は自己ベスト。MVP投票では2位になった。

7. Antonio Senzatela(RHP, Rockies)

 彼は2019年、124 2/3回で防御率6.71とひどく成績を悪くしていた。ストレートを中心とする投球で、それが裏目に出て、失点を増やしてしまったようだ。

 しかし2020年は防御率3.44と大きく立て直し、本拠地のクアーズフィールド(ボールがよく飛ぶことで有名)で防御率2.10で前年に防御率6点台を記録したピッチャーとは思えないほどの活躍をした。


 というわけで、今回は2020年に復活した選手を見てきました。2021年は今年思わぬ短縮シーズンの影響を受けた選手も頑張ってほしいですね。

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