今年のМ-1グランプリ
今年も多くの笑いを届けてくれたМ-1。笑いだけでなく、感動するドラマが生まれるのがМ-1。今回は僕が心に残ったМ-1グランプリ2021の名場面をつづろうと思う。
50歳でチャンピオン錦鯉
やっぱりなんといってもチャンピオン、錦鯉です。去年の決勝4位ですらおっさん達の希望だと言われたのに今年優勝してしまうカッコよさ。若い人には生み出せない漫才だったのかなと・・・カッコ悪いカッコよさとでも言えばいいのでしょうか。僕個人的には大好きな漫才でした。(二本とも)。錦鯉の最終決戦のつかみでまさのりさんが、
「どうせみんなこうなるんだよ!!」
そして優勝!?誰でもあきらめずに頑張ると優勝できると言ってんですか。かっこよすぎませんか。自分を卑下するはずのボケが僕はそうとらえてしまいました・・・(笑)
そしてネタの落ちが、ライフイズビューティフルって。漫才で人に希望与えてる。誰が見てもこの人バカだな~って笑かせる。鋭い突っ込み?ワードセンス?そんなもん知らんと。これがカッコ悪いカッコよさなんですよ。おめでとうございます。
敗者復活、ハライチ
僕はハライチのラジオを毎週聞くくらいハライチが大好きです。四年ぶりにМ-1に出場してくれるだけでうれしかったのに。まさか敗者復活で上がってくるとは・・・カッコよすぎる・・・敗者復活のネタと決勝でやるネタを変えてくるあたりの岩井さんの漫才への思い。みんな敗者復活のネタのほうがおもしろかったと聞くのですが、僕は決勝でやったネタのほうが断然笑っちゃいました。これまでの岩井さんの芸人人生をフリにしてきた感が堪らなくて。シュールで多彩で新しい漫才のスタイルも作り上げる男が、最後あんな暴れまくるって。。。まじで誰も予想できないですもん(笑)一瞬驚きが勝つほど。負けたけど清々しそうな表情といいコメントといい最高でした。
ラストイヤー、アルコ&ピース
今年のМ-1の出場者の中で僕が一番好きなコンビがアルコ&ピースでした。コントのイメージが強いですが、ハライチと同様ラストイヤーにかけてМ-1にも出場してくれたコンビです。アルピーの漫才といえばTHE漫才で披露した「忍者の巻物」のネタです。今回の敗者復活も初まり方はその形でした。それだけでファンからしたらエモいのに後半改良されて、酒井さんが猛反発し平子さんが目覚めるという新しい展開・・・最高すぎて。前の忍者のネタを知ってたら、その変化とのギャップでより面白いって感じるネタだったのかな。ハライチと同様これまでのネタをフリにしてラストイヤーに臨んでいる感じが堪らなくておもしろかったです。
他にもたくさん、金属バットの惜しくも敗者復活に勝ちあがれなかった事とか、モグライダートップじゃなかったらひょっとしたんじゃ?とか、ももの新鮮さとか、言い出したら切りないんですが、来年もあのコンビがМ-1で見れるので・・・
一旦辞めさせてもらいます