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クアラルンプールで麻婆豆腐を求めて

大雨の七夕の夜。コロナの影響で急にバタバタし出した仕事の合間に、これは麻辣の刺激が必要だと麻婆豆腐を探しに出た。

クアラルンプール(KL)で日本人好みの麻婆豆腐を見つけるのはちょっとコツが必要で、こちらではあまりメインの料理じゃないもんだから、普通のお店ではなかなか簡単に見つけられない (わざわざ1軒だけある日本人のお店に山椒の効いた麻婆豆腐を食べに行くこともある)。

チャイナタウンがあるだろうと言われるかもしれないけど、KLのチャイナタウンはなんか違う。ナイトマーケット化し過ぎて、中国らしいものは「本当のニセモノだよ」と宣伝をしている雑貨屋くらいしかない。

そこで。本格中華を食べるなら、生粋の大陸チャイニーズが住んでいるエリアに行くことをお勧めしたい。繁華街からすぐのプドゥやインビ、中心地から外れたクチャイラマというエリアがそれに当たる。四川料理や湖南料理 (まとめて川湘菜 チュアンシャンツァイ)が多く展開されている。どちらも中国辛い料理代表なので、麻辣火鍋に始まり各種唐辛子料理が揃っている。もちろん辛くない水餃子や羊肉の串焼き、ジャガイモ炒めも美味しい。ヒーハー汗をかきながら、それは青島ビールがよく進む。

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食べきれなければ北京語なら「带走(ダイゾウ)」、マレーシア華語なら「打包(ダーパオ)」と言って包んでもらおう。

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