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マレーシアで、陽性になる

ついに、やった。

2月19日、前日から続いていた喉のキリキリが夕飯後からついに熱となる。
騙しだましに葛根湯とか飲んでみたけど、そりゃ効くわけないか、風邪ではないわけだから。翌日はイポーへ行こうと思っていたのに、高校時代のスキー教室以来、泣く泣くキャンセルをせざるを得ない状況となってしまった(こんな時でも心配していたのは旅のこと)。

これまであまり信用していなかったセルフテストキットも見事に2本線を表示し、仕方ないので徒歩20分のRTK抗体検査のあるクリニックへ。
スワブテストで20分待ったのち、検査結果の用紙を渡され
「陽性ね。隔離してね。」で終了。あっけなくクリニックから解放された。

そこからが、さて、どうしたものか。
会社への報告はひとまず終えたものの、酸素測定器が必要なことをその場で初めて知ることになり、家の下の薬局にて探すも既に売り切れ。この時点ではギリギリ店舗へも入れたため、急いで1週間分の食材を買い込み、マレーシア人の同僚から薦められた薬を購入し、オンラインにて酸素測定器をオーダー。

率直に言って、体の辛さはワクチン接種(AZ)1回目よりもかなり楽だった。熱は37.8℃以上にはならず、辛いことは喉の痰の絡みとそこからくる熱や呼吸のしづらさ。2日半はこの症状に苦しむが、それが治ってくればあとは喉の不快が取れるまでの辛抱。4日ほどは酸素の薄さで休んでいることしかできず、横になっても寝過ぎて頭痛がしてくるので、ぐったりしていた。その一方、食欲だけは止まるところを知らずやってくるものだから、おかゆ、タッカンマリ、牛肉などなど作れるものは作って極力食べていた。

毎日朝と午後にマレーシア政府のコロナ管理アプリ、MySejahteraを通して自分の健康状態を送信し、その状態によって自分のカテゴリーもわかるようになっている。何かあればすぐに救急車を呼ぶことや医師への相談もできるようになっているが、軽症で済んだのでオンラインドクターも使うことなく終わる気がする。

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自宅隔離の期間はアプリにバッチリ表示され、赤いこれがある限りはどこの店舗にも入れないので、ひたすら期間終了を待つしかない。
と言っても、少し小走りしただけで息が上がるので、やはり気管にダメージを与えるウィルスなんだということを身を以て知った。

ちなみに、1月にアストラゼネカのブースターまで受けていたので軽症で済んだが、軽症でもこのしんどさなら、高齢だったり重症だったらとんでもなく大変だったと思う。隔離7日目の今日も、少し仕事をして動いただけで喉がスースーして体力を持っていかれている。10日間の安静は絶対な気がする。

回復したら、マレーシアのあちこちについて、また再開しようと思います。


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