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マレーシア人の健康概念

この国の市民には、毎年の健康診断に対する必要性というものが、ほとんど、ない。40歳を迎えると無料で受けられるようになるものだから、それまで待つか、体調が悪くなってやっと検査へ行くのがごく一般的である。

健康面より出費負担を嫌がって行かない人も多くて、普段の生活では外食そして不健康な茶色いものほど安価に食べられる飽食社会だから、野菜や良質な栄養素の摂取が明らかに少なくなる。サラダや魚を選ぼうとすると高くついてしまうのが、とても惜しい。

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イスラム国家だが、中華系の多い州では豚肉はどこにでもある。脂身の多いカリカリの豚バラ揚げ(烧肉 siu yuk)が人気。

よって、予防という概念がどこまで通じるか分からないが、中華系の人々は油炒めが多いものの、一応食べるものや水分、体を冷やさないようにと気を遣ってはいるし、医者でもあるマハティール前首相は、昔から腹七部を唱えてきた。現政府も最近やっと、国民的飲料のテタレ(コンデンスミルク入りの甘い甘い紅茶)を飲みすぎないよう声をかけ始めた。ミロもここでは子供の大切な飲み物になっている (甘いので非常に危険)。マレー系とインド系が特に乳幼児の時から、糖分の多いものを摂取する機会が多いように思われる (離乳食にも砂糖が入っている)。

そんな中、明日はコロナで延びていた1年3ヶ月ぶりの健康診断へ行ってきます。

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