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日常を取り戻しつつあり
術後12日目を迎えて
歩くにも階段を降りるにも
だいぶ楽になりつつある
ここにきて入院生活、とくに術後すぐのことを述懐してみる。
手術はもちろん医師の手により行われたわけだが、
手術が終われば病室に戻され
あらゆる所に管をつけられ、
わたしの生命がきちんと維持できている状態かを、
ずっと見ていてくれたのは看護師さんだった。
「痛い時はすぐに押してくださいね」
朦朧とした意識のわたしの右手に握らせてくれたナースコールを、
幾度押したか知れない。
そのたびに
「伺います」と言って駆けつけてくれて
痛み止めの麻薬を打ってくれて、
寝返りの補助もしてくれて、
ありとあらゆるお世話をしてくださった看護師さんがいなくては、
わたしはこんなに元気になってはいないと断言できる。
そこで思うのが、看護師さんたちの立ち位置というか、位置付けというか…
医師だけでは絶対に人の命は救えないと思うのだ。
看護師さんたちがいてくれなければ、
術後は延々と苦しむことになっていただろうし、痛みに耐えかねて絶命することだってなきにしもあらずだったろう。
そういった危険からわたしを守ってくれていたのは、
看護師さんたちだった。
それまでわたしの中の認識としては
看護師さんは医師のサポーター的存在だと思っていたのだが、
彼女らはそんな「お手伝い」的な存在ではない。
サポーター的存在ではなく、
医師と並走しながら進む存在だ。
うまく言えないのだけれど…
医師と同等の存在だなぁと思ったのだ。
というのもね
主治医は入院中ただの一度もわたしの病室を訪れることはなかったし、
わたしの健康をきちんと管理して把握してくださっていたのは、看護師さんたちだったような気がしているのだよ。
わからないこととか気になることに対する質問に答えてくれたのも看護師さんだったし、
不調を訴えた後に対処してくれていたのも看護師さんだった。
もうね
寄り添い方がプロ過ぎてて
看護師さんたちは
医師と同じくらいの給料もらっててもいいと思うんだが??
というのが現時点での感想でございます。
点滴とかもホストみたいに患者側から指名制とか出来たらええのにと思うし
退院する時には「この看護師さんとてもよくしてくださいました」みたいなアンケートとかできるようにしてくれてたらいいのに。
看護師さんは医師の手足ではなく、
一人一人がその意思を持って患者と寄り添っている尊い存在なのだということを
物質的(まぁ給料な)な面からも、
精神的な面からもガッツリと自覚できる労働環境だったらいいなぁと
願わずにはいられない。
看護師さんは本当に尊いお仕事だ…
あなたがたがいてくださらなければ
わたしは生きてここにいなかったと思います…
本当にありがとうございます。
またどこかの病院に入院することが
これから先もあると思うけれど
わたしはその度にあの献身的な心に打たれるのだろうなぁと思う。
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