結婚生活の思い出

少し前に、10年来の知り合いとお酒を飲んでいたら
「あきは、結婚している時の飲み方が一番酷かったね」と言われた。
 
思い出したけど、あの時は確かにひどかった。
 
 
当時の職場が荻窪だったため、荻窪の居酒屋で一軒目ご飯食べて飲んで、ちょっと店変えようかと二軒目はバーへ移動して次はワインなぞ飲み続け、
三件目は中野に移動し、フィリピンの可愛い女の子達がいるお店で「お姉さん30代に見えないよ!カワイイ!来週わたし誕生日だからまた来てね!」等、言われながら飲んで一緒に歌って、
最後気付いたらゴールデン街の馴染みのお店で朝方眠りかけていたところを起こされる、そんなことがたまにあった。
 
 
それは別れるわ、と今なら思う。いや普通に嫌だそんな奥さん。
 
 
もちろん結婚当初からそうだったわけではない。
 
 
ちなみに、私を知っている人に言うと大体すんごくびっくりされるのだけれど、私はお見合いで結婚した。
 
 
親が私の経歴と写真等を「お見合い仲介おばさん」のような人に渡して希望を言う、そうすると家に男性方の釣書(今調べたら関東では身上書というらしい)が送られてくる。
このへんのお見合いの事も色々書きたいのだけれど、それはまた別の機会にしよう。
 
 
お医者さんや弁護士の方(おそらく親の希望)、10人程お会いして、私は元旦那と結婚すると決めた。
 
みんなに、決め手はなに?と聞かれるたびに「トータルバランス」と答えていたけれど、それは割と本音だった。
 
だって結婚するまでに2年かけておそらく十数回ほどしか会っていない、夜も共にしていない人なんだから実際わからない。
 
 
そんなこんなで、私この人と結婚するわ!と決めてしまったら、あれよあれよという間に結納の日取りが決まり、それが決まると挙式の日程も決まった。

ちなみに、「披露宴はここでしてくださいね」と元旦那のご両親からリクエストがあった。
 
 
 
そして私たちは結婚した。
都内の有名ホテル、列席頂いた方300人、1カラット以上の婚約指輪、ヨーロッパへのハネムーン。
 
 
その果てにあったのが、私のひどい飲んだくれ生活だった。
 
 
表面上は仲良くやっていた。
 
 
でもどこからか私は家にあまり帰りたくなくなった。

自分の自由な時間が通勤時間と、お風呂とお手洗いしかないように思い始めた。
夜寝る前には、先に寝たふりをして旦那の鼾が聞こえると安心して眠るような生活になった。
 
 
元旦那の名誉のために言うと、彼はDVをするわけでもひどい要求をするわけでもなかった。
むしろどちらかというと、とても優しい男性だった。
 
 
結婚していた頃の話を書きたかったのだけれど、思いのほか長くなってしまったので、続きはまた次の機会に書きたいと思う。

 
今回書いていて改めて気付いたのだけれど、
文章に書けることは自分の中で完全に「過去のこと」だけなんだなぁ。

例えばその次の恋愛や、恋愛以外でも起こった出来事で消化できていないことは、全然書けそうにないから。
 
 
早寝早起きという目標を掲げているので、今日はそろそろ寝よう。

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