可愛く我を忘れたい

先日、男女数人で話している際にディズニーランドの話題になり、

「私行ったことないんだよね」と口にしたら、

その場にいた全員が「え?」と私を見た。

 

「え?今まで何してきたんですか?」

「デートとかしないの?」

「誰も行こうって言わなかったの?」と質問され

 

ディズニーランドに行ったことがないだけで、

こんなにも、人にあらずのように思われるのかと、こっちがびっくりしながらも

 

「麻雀かな」

「デートってご飯食べたり?」

「覚えてない」

とひとまず答えておいた。

 

結構みんな行ってるんだなぁディズニーランド。

でも行ったことなくても、成人できたし、社会人にもなれたしな。

結婚もできたし離婚もできたし。

 

その中の一人の(本人曰く)大のディズニーランド通らしい子が、

「アキさん、今度行きましょう!絶対絶対楽しいですから!」

と力強く誘ってくれたけれど、

「寒いのも暑いのも並ぶのも、あまり好きではないんです。」と丁重にお断りさせて頂いた。

 

 

私の中のイメージでは、ディズニーランドに行くって、

 

おそらく恋人的な誰かと、

何か月か前から行く日を決め、行き方を調べ、待ち合わせ場所を考え、天気予報と睨めっこし、服装を考え、

ちょっとなんせ経験がないのでわからないけれど、

もうここまで想像するだけで、結構大変な騒動。

 

行ったら行ったできっと人が多くて、何していいかわからなくて、

相手が楽しんでいるかが気になって、家に帰ってきて一人になった瞬間、

「ああ、頑張った」とか感じてそうな。

あくまでイメージ。

 

 

と、こんなこと考えながらお風呂入っていたら、

「私本当は、我を忘れて楽しんでいるところを人に見られたくないんじゃないか」

という、他の人様からしたら、本当にどうでもいいであろう自分的大発見をした。

 

多分私がディズニーランドに行ったことがない理由はきっとこれだ。

 

暑いのも寒いのも人混みも忘れてしまうくらい、

楽しい気分になって我をも忘れウハウハキャッキャしているところを、

一緒にいるであろう相手に見られたくないんだろうな。

 

なんて自意識過剰!という感じだけれど。

 

 

別にディズニーランド的な、みんなどうせ好きでしょ!的なものが嫌いなわけじゃなくて、

むしろ、関わったらウハウハキャッキャになる可能性を薄っすら感じていて、

自意識過剰の身としては脅威を感じているのかもしれない。

 

 

2017年は好きな人とディズニーランドに行ける大人になろう。

 

そのためには、まず、

この人だったら一緒にディズニーランドに行けるかも、という相手と出会わなくては。

 

そして恋に落ちなくては。

そこからディズニーランドバージンであることを伝え、

一緒に行く了承をもらい、待ち合わせ場所や服装に頭を悩ませなくては。

 

んん、やっぱりなかなか長い道のりだ。

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