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一足早い桜並木

テレビで、伊豆河津の河津桜が満開とのことで、見事なピンクの世界の映像が流れていました。

しかし、この時期わりと近くにも、ここまでとは言わないけど、なかなか美しいところがあったなあ、と思い、行ってみました。
おそらくこれも、河津桜だと思います。

川べり150mくらいだと思いますが、この桜が植えられていて、とても美しいです。対岸は普通の桜のようで、まだつぼみも
見当たりません。

知る人ぞ知る、と言う感じで、人はさほど多くはありませんが、それでも次から次にやってきては、のんびり川辺を歩いたり、写真を撮ったりしています。

人間が花を見て、美しいと思う気持ち、うれしいと思う気持ち、
こういう気持ちは、いつから備わっているのでしょう。
猿やゴリラも、花を見て美しいと感じるのでしょうか?
一体何のために、そういった心が生まれたのでしょう。

大昔は、花が咲く→実がなる→食料になる

そんな気持ちもあったかもしれませんし、
特に春に咲く花は、食料が少ない冬が終わるという喜びもあったことでしょう。

しかし、それだけではなく、花や美しいものは、心の疲れを癒してくれる。
複雑な心を持ち始めた生き物が、そこに安らぎを得ることができるように、
そういう心をもつようになったのかな?などと思いました。

少なくとも今、私たちが、梅や早咲きの桜を見てうれしい気持ちになるのは、
寒い冬がもうすぐ終わる。
温かい春がやってくる。
そんな気持ちがあるように思います。

まあ、見ているときは、そんな難しいことは考えず、ただきれいだなあって見ていました。

菜の花も綺麗です。

実はここ、昨年行った林叟院りんそういんの近くでした。

1年前の昨日だったんですね。
あれから1年たったのが信じられないくらい、ついこの前に感じました。

でも、前回見頃だった梅、今回はもう終わりに近い感じでした。

白い梅はまだきれいでしたが、ピンクの梅はもうだいぶ散っていました。

紅梅はもう、ほぼ散っていました。

ちょっと残念に思いながら歩いていると、参道斜面のお地蔵様たちに目が行きました。
前回は、懐かしいなあ、だいぶ崩れてきているなあ・・・という印象でしたが、今日見たら
あれ? 笑ってる?
みんな笑ってる。
そう見えたんです。

そう見えませんか?
去年も、その昔も、何度も見てきたお地蔵様たちでしたが、初めてそれに気づきました。

駐車場の近くには、ここにも河津桜が咲いていました。

駐車場の白い梅も綺麗です。

そして帰り際、お寺の入口のお宅に、見事な枝垂れ梅発見!

これは見事だなあ…

それにしても、昨年は梅三昧だったけど、今年はちょっと出遅れちゃったみたい・・・

でもまだ、探せばあちこちで梅は咲いていることでしょう。
これからどんどん、春の訪れを感じる光景が出てくることでしょう。

私の人生も、老木になりつつありますが、まだまだこれから花を咲かせていきたいです。

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