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林叟院に、春を探しに行ってきました。

日曜日起きたら、腰と胃が痛い。
腰は金曜日の仕事中、無理な体制での作業を長くしていたせいだろう。
胃が痛いのは…ストレス?
そして、前日から左目の痙攣が止まらない。
目の疲れ?

ということで、強風が吹く寒い日でしてが、何か美しいものを求めて行ったところが、
焼津市の、高草山麓にある林叟院りんそういんです。

ここは以前チラッと
どこかで書いたかもしれませんが、小学生の時に一泊二日の座禅体験をしたところです。
その日の夕方の子供ニュースで、30秒ほどアップで、私の座禅姿が流れ、嬉しかったこと、
みんなで夕飯なカレーを作って食べたこと。
朝早くからお堂の掃除をしたこと。
座禅で、ビシッと叩かれたのが、そこまで痛くなかったこと。
いろいろな思い出が残っています。

又そこは、高草山たかくさやまに登るハイキングコースになっていて、山登りにきたり、植物採取に来たり、子供の頃は何度も来たことがありました。

そんな林叟院。
細い人家の中の道を進んで行くと、小さな石の橋があります。

この橋を渡ると、林叟院に来たな、と思います。

右側にはたくさんのお地蔵さん

その先に、石に何か書いてあるぞ

不許??入山門???
なんて書いてあるんだろう・・・

左側に、林叟禅院と書いてある。
正式名称は林叟禅院なのか…

そこを進むと、左の山肌に、たくさんの仏像。
ここ好きです。

子供の頃見たより風化が進んでいて、石像だかなんだかわからなくなっているものもあり、数が減ったように感じます。

林叟院が見えて来ました。

すぐ右側に、経蔵。
この建物はみごとです。

入り口が空いてます。中を見ると…

すごい立派。
え?
下か、こんなコマみたいな形で
点で支えているの?
回るのかな?
この中に、経典が色々入っているんですね。

入り口に看板ありましたよ。

市の文化財になっているんですね。

階段を登っていくと、これまた指定文化財の鐘楼が右手、宝篋印塔が左手にあります。

本堂はこちら

ここで座禅しました。
お掃除もしました。

林叟院りんそういんは静岡県焼津市の高草山にある550年の歴史をもつ、曹洞宗のお寺です。
文明3年(1471年)焼津市小川(海に近い方)に建立されましたが、 ある時一人の年老いた修験者が現れ、
来年にはここに天変地異が襲って来る でしょう。林雙院は新しい土地に移転した方がよいでしょう。
と言った。
そのお告げに従い、寺は現在の地、焼津市坂本に移されました。

お告げをした修験者は、それを告げると姿が消えて、そこには、大きな杉の木の根元に一片の石を残すのみだったという。
あ!😳本堂に上る階段の横に、大きな杉の木と、その根元に石ありました。
写真とってこなかった・・・😓

さて、寺をここに移した翌年の明応7年(1498年)。
8月に大雨のため大洪水となり、また大地震の発生で大津波がこの地を襲い、寺の跡地は勿論のこと小川の海辺は海中に没してしまったという。
 世にいう「明応の大地震」です。
この大地震は推定マグニチュードは8以上、記録ではその津波や地震による死者2万6千人と伝えられ、東海地方に甚大な被害をもたらしたそうです。

この地震から524年経ちました。
地震の周期から考えて、また近いうちにこの程度の地震が来ることは、間違いないのでしょう。
ふと、そんなことを考えて、怖くなりました。

さて、気を取り直して・・
先ほどの経蔵の前を、本堂の方に行かずにまっすぐいくと、登山道になります。
右手には小川が流れています。
昔サワガニがたくさんいました。

その小川に小さな橋がかかっていて、神様?らしき祠がありました。

何の案内板もなく不明ですが、なんかいい感じです。

今日は登山道までは行きませんが、入口付近まで行くと、
まだ少ししか咲いていないけれど、見事な大きい桜の木がありました。
河津桜です。

こんな感じの花です

この時期に咲く桜には、河津桜(カワヅザクラ)と寒緋桜(カンヒザクラ)があります。
どちらも花弁は5枚の一重咲きで、下向きに花を咲かせます。
河津桜は、つぼみの時は濃い赤で、開花するとピンク色。花の径は4~4.5cmほど。
寒緋桜は花は緋色(鮮やかな赤)で、花の径は2.5~3cmほどと、ちょっと小さい。やや鐘型の半開で下向きに花を咲かせます。
河津桜は、オオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交雑種であると推定されているそうです。

林叟院の周りには、河津桜のほかにも、たくさんの梅の花が咲いていました。

ピンク…
白…
赤…

そしてこれは、枝垂れ梅でしょうか?
まだ小さい木で、花は少ししか咲いていませんでしたが.枝が大きく垂れ下がっていました。

あと、一瞬黄色い梅⁈と思いましたが、多分違う…
なんと言う花でしょう。
可愛くてきれいな花でした。

下を見れば、菜の花もたくさん。

このお寺には、まだ蕾もないけれど、桜の木もたくさんあるし、紫陽花もたくさん咲きます。

又桜の季節や、紫陽花の季節にも来てみたいと思いました。

それから、文化財の案内板にあったホルトの木は、残念ながら、病気になって今は無くなってしまったそうです。残念です。

花はいいですね。
こうして季節の花を楽しめる日本という国は、本当に素敵だと思いました。

気づけば、目の痙攣は治っていました。
綺麗なものを、自然をたくさんみて、目も、癒されたのでしょうね😊

これからの季節、あちこちでいろんな花が咲き出します。
又、春を探しに出かけたいと思います。

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