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志太平野最古の社 飽波神社
昨日、成田山に行った後、近くにある飽波神社に行ってみました。
志太平野とは、静岡県中部にある、駿河湾に面した平野です。
暴れん坊の大井川始めいくつかの川によって作られた平野です。
この神社、「延喜式内」とあります。
つまり、古くからあるってこと?
って感じですが、パンフレットには次のように書かれています。
「延喜式内」とは、平安時代初期、醍醐天皇の命により、延喜五年(905年)〜延長五年(927年)まで、二十三年を費やして編纂された国家の法典「延喜式」(五十巻)の内、神名帳に記載されている全国三一三二の神社のこと
だそうです。
周辺には、飽波神社の他
以前紹介した、那閉神社もあり、他にも焼津市の焼津神社、藤枝市(岡部町)の神神社が、延喜式内とのことです。
焼津神社と神神社も、いつか行ってみたいと思います。
さて、この神社も昨日と同様藤枝の宿場町近くにあります。
昨日の成田山とは宿場を挟んで反対側です。道沿いの大きな看板と鳥居があります。
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駐車場は北側奥にあるので、ここからは入れません。
駐車場に入るのに少し待ちましたが、無事に入れました。
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こじんまりしてます。
少し人が並んでいますが、たいした人数じゃありません。
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普通にお詣り。
木造造りのシンプルな拝殿です。
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御祭神は、大国主命と共に日本の国を開き、産業を進め、医術を教え、人々にさまざまな知恵を授け、幸福をもたらすという
少彦名命
ここでも家族の安全と健康と幸せを祈りました。
正直、普通の神社だなって思ったんです。
でも拝殿のむかって左奥に、何かあるようです。
そっちが気になる。
誘われるようにそっちに向かった。
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看板がありました。
飽波神社の飽波のいわれが書いてあります。
飽波神社の飽波は、昔は湧波と呼ばれ、この山すその石の周りから霊水がこんこんと湧き出て、諸病や災難から人々を守ってくれる下さったことから、名付けられたそうです。
また、当時この辺り、旧藤枝は、飽波郷と言われて、飽波神社はその飽波郷の鎮護の神として祀られていたようです。
この看板の後ろに作られたお庭
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大きな岩から丸い石が湧き出ているように見えます。
丸石は、タマ石とも呼ばれますが、タマは、玉、魂、霊とも言われ、丸石はタマシイの入れ物と言われているとのこと。
ここも、なんとも気持ちが落ち着く場所でしたが、その先に続く道。
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急に空気が変わる。
明らかに呼ばれてます。
みんな拝殿にお詣りして帰っていくので、ここまで来る人はほぼいません。
ちょっと足場が悪い階段を登っていくと、小さな祠があります。
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祠の前まで行って写真を撮ったのですが、光が入り込んでうまく撮影できず
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もしかしたら、撮ったらいけなかったのか?
この額には、七ツ森神社と書かれています。
どうしてこんなに、この小さな祠に惹かれるのか…
それは帰りにもらったパンフレットを見て、なんとなくわかった。
七ツ森神社とは、飽波神社周辺の各所に祀られていた七社を明治4年に現在の地に合祀したものという。
その中に、熊野神社 (イザナミの神・コトワケノオ神・速玉之男神)があった。
これは、以前行った私が大好きだった熊野三山ではないのかい⁈
きっと私は、この熊野の神に引かれたんだと思います。
そして7社の神様が今も、この地区をしっかり守っているのを感じた。
また、その手前で枝分かれした道の先に鳥居。
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何があるんだ???
そこを進むと先にも祠
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こちらは金山神社。鉱山、鍛冶、鋳造などの神様です。
昔この辺りで、そう言った金属加工の場所があったのかもしれない。
その右奥へ道は続くが、門がある。
その先にみえる建物
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飽波神社の拝殿の真後ろにあることから、本殿と思われる。
なんとも言えない御神気が漂う。
しばらくその心地いい場所で、目を閉じて手を合わせた。
「無」だった。
ここまできてようやく私の気持ちは、落ち着いて穏やかになり、満足した。
神社仏閣は、その大きさや格式、人気に関係なく、自分が心地いいと感じるところ、また来たいと思うところにいくのがいいと思います。
そしてそれは、普通に拝殿にお詣りして帰るだけでは気付けないことも多いと感じます。
奥の院や、本殿の方、もしくは神社の脇にそんなスポットがあることも多い。
皆様神社仏閣に詣でる機会がありましたら、ぜひ隅から隅まで見て回ってみてください。
ここ気持ちいい
ここにずっといたい
そんな場所が見つかったら、素敵ですよね。
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